入手性がよくて、アマチュアでもなんとかなりそうなVDPを探す

メガトライブに搭載のYAMAHAのチップが使えそう。


ここに一通りの説明や解析結果はある。
ICのピン配置までついてる。
QFPだから、ヒートガンであぶって取り外せば、自力ではんだ付けして自作基板に搭載できるかも。
メガトライブはジャンクの数もすごいから、1000円程度で入手できる。


問題は、このチップがMC68000に直結できるように作られてるってこと。
アドレスバスは23本データバスは16本入れる必要があるけど、最近の1チップマイコンで16本のデータバスがでているチップなんてめったにない。アドレスバスはいわずもがな。
加えて他のCPUを使うならばアクセスタイミングを合わせる必要があるけど、そういう情報はもちろん書いてない(当たり前)
そのまま使えると一番だけど無理だね。
つか最近の1チップマイコンは8ビットデータバスすらでてないものがほとんどだし、液晶つなげられるやつはSD-RAM直結のバスしかでてないから、1チップ化されてない素のCPUに近いものを探してきて、FPGAを介在させるとかなにかしらの工夫が必要。
ということで全部ひっくるめて考えるととても1000円の材料費と、10000円くらいの追加材料費ではすみそうにない。

MD用のエミュでゲーム作って、エミュ上でデバッグして、MD用のマジコン海外通販で買って、SD-RAMにROM入れたほうがはやそうだ。
つまり最終目標がゲームつくってローンチすることならば、電子工作的にはなにもやることがない。


なおチップの性能的には、X68000のスプライト数を少なくして、背景カラーを256色から16色に落とした程度の認識です。
もっとも16色でもパレットは4セットもってるから、スプライトやブロックタイルごとにパレットを変えることで64色でます。
X68が512KBのメモリでやってたところを、わずか64Kbのメモリたった二個のデュアルポートVRAMで実現してるんだから、まあ凄い。
確かに性能的には落ちるんですが、『このチップでもX68で販売されたゲームの半分くらいは走る』のも事実だと思いますよ。

このチップのVRAMを内蔵SRAM化して、3線式のSPI接続できるようにしたら、1チップマイコン界隈で大ブレイクしそうだなぁ

YAMAHAさん頼むよ。


ああでも最近のSoCの流れだと、Cortex-Mの中に統合して1チップ化みたいな感じかな?
そっちでもいいか。