洗車をできるだけ手抜きしたい

ハナから大事にする気がないようなタイトルですが重要なことです。


洗車代金も昨今の不景気だったり油脂類の卸価格の値上げとかいろいろ関係してるのか、地味ながら二三年置きに上がってます。
単なる高圧洗浄機も、水がでる時間が1.5倍になったとはいえ、\100から\200に値上げになりました。
ぐぬぬ


それに正直洗車にかける時間はあまりありません。
手洗いだと一時間はかかるし、薄曇で雨が降ってこないという絶妙な天候で、なおかつボディが高温にならない朝方や夕方を狙うしかなく、なかなかうまい時期はめぐってきません。
第一、手洗いであらったところで、クルマのすぐそばには畑がありますので、風で土ぼこりが舞い、それがクルマのボディの静電気によってひきつけられて、洗って駐車して二時間くらいの間に汚れます。
無駄無駄ムダァ!!


また、鳥の糞や樹液の問題もあります。
いくらクルマを綺麗に洗車したとしても、朝方や夕方の出かけるときにウンコや樹のジャムがついていたらそれをなんとかしなければいけません。
ホコリまみれのボディ、しかも高確率で高温のボディに対して、一部洗浄をする羽目になります。
こんなの絶対おかしいよ。

ということで水洗いに命をかけるしかない

まず洗車自体の考え方を変えてしまいます。


いちどきに一台丸洗いという固定観念を捨ててしまうのです。
ドライバー本人が気になる汚れというのは、たいがい車体の一部分だけです。
汚れたとこだけ綺麗にしただけでも、5メートルくらいの近接から眺めても、洗車してから数日くらいのクオリティ程度に見えます。
離れてみれば、洗車して綺麗にしている状況にあるように見えます。
ゲストを迎えに行くのでもなければ十分なのです。
というわけで、一部洗浄の部位を変えて毎日くりかえせば、週一のサイクルで洗車してるのと同等となります。


ということで汚れた部位だけ、〜ボンネットだけとか、リアゲートだけとか、フロントタイヤハウスの泥ハネだけとか〜を水雑巾で洗ってしまいます。
気がついたらすぐにがポイントです。
汚れてすぐならば、汚れが固着してないので、クロスやスポンジをゴシゴシと力を入れて擦ることもないので、傷もつかないし疲れず手早く終われます。
週末を待って洗車機にワックス洗車\600で突っ込んでも落ちてないし、ワックスかけてあるから重ねて水洗いでゴシゴシしたくない...とかいう悩みとも無縁になります。


そんなこんなで手近でパパパと洗ってしまうには、やっぱり水雑巾しかないわけで、その雑巾をいろいろ試してみたところ、たまたまうちの中にいいものがありました。
CONDORっていうメーカーのマイクロファイバータオルです。
30cm四方の薄手のもの三枚組のもので、おそらくキッチン用の贈答品*1です。
これはまあ凄くて、キズのまったくない新品のCD-Rディスクに、からぶきしてもまったくキズができません。
親指でゴシゴシやっても大丈夫です。
ただクロスの端の縫い取りの部分でキズがつくので、そのあたりはハサミでジョキジョキ切って捨てます。
クロスの強度が落ちてしまいますが、クルマの再ポリッシュまでの期間を稼げるなら安いものです。


また保水力も結構あるので、霧吹き*2と洗面器とクロスを持ち出して、汚れのある部位の周辺に霧吹きしまくりボディに水滴を付着させ、水をたっぷり含ませたクロスで一度目の流し、きっちりと絞ってから軽く押し当てる*3ようにして水を吸い取る二度目の作業で、だいたいの汚れは落ちます。
クロスに力をいれないようにすればキズも最低限です。
鳥糞や樹液の場合は、先にペットボトルで汲んできた水を数回かけて、五分くらい経ってから同様のことを行います。
カーシャンプーや鳥糞クリーナーを使わないので、真夏の直射日光のある時間帯でもボディに吹いた水が乾ききる前に終わらすことができます。
手洗い洗車最大の問題である、洗車中に日光でシャンプーやクリーナーが乾き、シャンプーの泡ジミ、鳥糞クリーナーの流れた縦ジミができる恐怖とは無縁です。


この洗い方にはメリットは多々あります。

  • 洗車前のめんどうくさい準備、巻いたホースをのばして引っ張ってくることや、洗車バケツに量を測ったシャンプー液を作る必要がない。
  • 洗車バケツとは他に、スポンジやクロスについた土埃や木っ端洗浄用の洗面器を用意する必要がない。
  • 洗車道具は、洗面器と霧吹き、水入れの取っ手つき空ボトル*4と洗車クロスと、鳥糞除去用の小さくきった使い捨てクロスの5つだけ。あとは水道水があれば出先だろうが山の上だろうが、どこでも洗車できます。
  • 片付ける際にもバケツを水洗いしたりホースの泥汚れを拭き取りながら巻きとる必要がなく、雑巾絞って洗面器の水を花壇に撒くだけ。
  • 一部分の洗浄だけなので10〜15分で終わる。
  • 洗浄部位が一部分だけだから、その部位に錆が浮いてきてるとか鉄粉が刺さってるとかの対処しなければならない状態も、洗ってるうちに忘れたりせず把握できる。
  • 水洗いだけであとから塗り込むワックスはかけないので、土埃が付着してとれず、トリュフ型の円形チョコみたいに粉砂糖まぶしたようになることもない。
  • 給油する日は、給油口のある部位を洗浄すれば、給油時に土ぼこりのついた給油口を触ることがないので、傷がつきにくくなる。
  • 短時間で終わるので、体力的にも負担が少なく、洗車後に缶コーヒーやジュースを飲まずに済むので節約にもなるw
  • なにより、朝仕事に出る前に洗っても、すぐに出かけられます。
  • 腕を伸ばしたり、腰を屈めてしゃがんだりするので、ちょっとした体操になり、終わった頃には頭もシャッキリしてます。

ちょっとした朝活にすれば、そんなんでも意外と毎日つづけられます。
鳥糞や樹液のジャムなどありえない汚れがなく、フロントガラスや運転席のドアの取っ手が綺麗なだけで、朝の気分がめちゃくちゃに違います。


デメリットは水洗いだけですので、クロスの選択や力の入れ具合によっては傷がつくかもしれないことでしょうか。
それでも自分がやってる分では、洗車機にいれた洗車傷みたいなものはついていません。
水垢もつきやすそうですが、それも洗浄後きちんと拭き取ってればそうそうでないと思います。
すくなくとも、高圧洗浄機で泥を流して走行して水飛ばすとか、洗車機で洗って洗車場備え付けの綿の雑巾で拭き取りするよりは、傷も水垢もまったくといっていいほどつきません。


これでなんとか闘えます。
野置きのクルマは大変です。

5/21 とか言ってるそばから、スーパー樹液もとい琥珀が天井にみつかる

マジかよ....。


まるっきり琥珀状に硬化した樹液が天井にありました。
直径2センチ程度でサビ茶色で表面つるつるのボコボコ。
その周辺には塗装が犯されて月面のクレーターみたいになってる。
てっきり天井の塗膜の下からサビが進行しているものかと思いましたが、脚立もちだしてその汚れを直近から観察したら、琥珀になった樹液が確認できました。


おかしい...。
納車後5日で、こんなに強烈に固まるもんだろうか。
第一、毎日微妙にクルマをとめる場所は変わるのに、その箇所一点だけというのもおかしい。
それに以前のR2のときは、ジャム状の樹液は落ちてきても、一週間放置してれば平べったくなり丸い塗装はげ状のシミになったりはしたが、こんなサビが浮いてきた塗膜と見間違えるようなボコボコした琥珀になったためしはないんだけど。
前のオーナーがやらかした跡だと思いたい。


とりあえず指を突っ込んでアチチと我慢できる程度のお湯を、セリアのマイクロファイバーたわしにつけてわりとゴシゴシとこすってみました。
周辺の薄い部分は30分くらいでなんとか取れたものの、中央部はほとんど取れない。
もう塗装膜に浸透して茶色くなってる感じ。
アメリカの五大湖みたいにのこった。


中古車の親父が、『まだ塗料残ってる*5から擦ったら遠慮しないでこいよーww』とか言ってたので、近いうちいってくるか..。

5/21 午後、駐車場の上の枝をガンガンに切る

切ってみてから気がついたが、昔からあった大本の木のほかに、ツル状に伸びる木も結構景気よく伸びてた。

かといって5日で琥珀化するんか??
よくわからんし。

*1:雑巾なんてヨレたタオルをミシンで縫って作るので、買ったことがない

*2:マイペットなんかの空き瓶

*3:洗浄部位とそのままのところの境目なんかには土ぼこりがあるので拭き取りは絶対しない

*4:ウインドウォッシャー液の空き瓶

*5:サイドシル下部のわずかなサビを全部削り取って防錆下地の上に再塗装してもらった