薄板板金は厳しい...

自宅板金加工で一番難しいところは、皿ネジの皿モミ加工だったりする。


M3の皿ネジを頭が出ないようにするには、いわゆる皿モミとかザグリ加工が必要になる。
板厚が10mmとかあるようなんなら皿モミ用の二段になってるドリルで一撃っぼいが、板厚1mmの薄板となると話は急激に難しくなる。


まず皿ネジを使うところにネジの直径よりも小さい穴を開ける。
M3ならばM1くらいか。
でもって開けた穴になんらかの鉄の尖がったものをあてがってハンマーでガンガン叩いてつぶす。
手元にあるのはドリルの歯が逃げないように凹みつける為のポンチくらいなんで、それでガンガンやるわけだが、残念ながらポンチの場合は鋭角にとんがりすぎてるので穴が破れるように破裂するだけだ。あじゃぱー。


プロはどうやってやってるのかと思って、試作や一品の加工を受け付けるとかいてあるくせに、実際メール送ると立派な企業さんが100ケ単位の製品オーダー入れてくれそうな場合以外はなしのつぶてが実情な、親切丁寧プロの技っていううたい文句の板金加工のHPを適当に読み漁ってみたら、どうも専用のプレス機と受け側と攻め側(?)の二種の冶具できっちり挟んでプレスして皿モミの凹みを作るようだ。


攻め側だけじゃ無理だったのかー。
低頭ネジ使うか....
微妙に膨らむのが超絶格好悪いけど。


素人板金はXY座標の二次元の板の組み合わせで完成するように設計していかないと、とたんに加工で苦しむのであった。

恥を忍んで母校に行ってくるかなぁ

さすがに母校に旋盤から溶接機からMCまでなんでもそろってたはず。
いやでもプレス機は聞いたことがないぞ..。
確か鉄板曲げてたのは骨董のフートプレス機だったし。


ぜんぜん関係ないけどよ。

新幹線も飛行機もアルミなんだぜ。
粘りがあって強度もそれなりに確保できる鉄じゃなくてアルミなんだぜ。
数回グネグネ曲げると簡単にぽきぽき折れちゃうアルミなんだぜ。
溶接用のトーチであぶるとアホみたいに溶けちゃうアルミなんだぜ。
そんな脆い材料を軽量化のため死ぬほど薄くしちゃったアルミなんだぜ。
1/24スケールのプラモなんかにしてみると、壁圧は紙ペラ一枚に相当する感じのアルミなんだぜ。
300km/hとかマッハ目前とかで走行してみたり飛んでみたりするアルミなんだぜ。


いやぁ人間ってアホだよなぁ。
ちょっとしたことがあったらすぐ死ぬのわかってて乗ってんのかな。
いや新聞とかテレビ他のマスコミの宣伝のおかげか。
奴らが言う分には新幹線とか飛行機は安全だもんな。
鉄の塊のバイクはくっそアブねーらしいけどな。
奴らが言う分にはさ。