ガーデンソーラーライトの修理と改造5

昨日の強風でソーラーライトが倒れたらしく、修理した奴の太陽電池の透明カバーが飛んでしまっていた。


どうせだから、回路を手直しした。

いままで使っていたTrはhfeの非常に高い1815のBLランク(400over)だった。
なんか勘違いしてGRランクとしてつかっていたが、通販でなかなか売ってないランクなので一般的なYランクに変更する。


なお、秋月で売ってる100円抵抗を、今までの1と4.7のn乗の抵抗にくわえ、2.2と3.3のn乗の抵抗も買いそろえたので、定数にも自由度が増した。ちょっと嬉しい。


どうせなんで、PSpiceで動作を検証してみた。

トラ技SPiceモデルの1815のhfeは150程度らしい。
LEDはなかったので、1S1588x2で1.45V程度。オレンジLEDの場合Vf2.0〜2.1なので、流れる電流は2mA〜3mA少なくなる。


太陽電池の起電力が約0.7V以上になると、LEDが消灯する。
ニッカド電池の電圧が2.0〜1.9V程度になると、LEDが消灯する(冬場、夏は1.8Vくらいまで粘ると思う)。
満充電時で15mA前後ながれ、消灯直前に6mA程度になる、と思う。


以前の回路の間違いは、R7/R8の数値。R7<R8程度でよいと思い込んでた。
R9は何のために入っているのか理解できなかったが、太陽電池がよわよわしくも発電している0V以上の場合で、なおかつニッカド電池の電圧>太陽電池の電圧の場合に、太陽電池で発生した電力を消費するためのもののようだ。
つまり発電はしているが、電池に充電の出来ないくらいの微妙な状態の行き場のない電力を消費する役目があるようだ。




まあ作ってみないとわからないのでつくってみる。

パターン図(裏、ハンダ面から満た図)


このソーラーライトを弄くるたびに、トランジスタについて間違って覚えていた知識が少しずつ訂正されていく。
ありがとうといいたい。

12/12追記

実際につくってみた。

部品点数を減らせるだけ減らしてみました。
点等開始時20mA弱、終了前が2mA程度になるはず。


太陽電池にあたる光は、天井の蛍光灯では消灯しませんが、懐中電灯の光をあてると消灯する程度です。
トランジスタの飽和領域でスイッチングさせているわけではないので、スパッと切り替わらないかなとおもっていましたが、意外と切れ味よくパッと消えます。

写真はなし。