5Vと3.3Vの電源BOX製作中

100均のUSBチャージャーを買ってきたので分解して製作中です。


片山利器のUSBチャージャー*1を分解したら、holtekの5V昇圧用IC*2とコイルとケミコンのシンプルな回路だったので、改造してみることにしました。
USBコネクタを取り外し電源SWとLEDを取り付けます。
USBコネクタのせいでコイルとコンデンサが電源ICから離れているので、生基板を切り出してPカッターで彫って基板自体を作り直したほうが電圧降下も減るはずです。
ちょっと大変ですが、我慢して作り直せば小型のケースに収まるので、ブレッドボードで使う電源として便利だと思います。
3.3Vの方は部品を流用したりなどではなく、別に買って所持していたholtekの電源ICをつかって作ります。


元が昇圧回路なので、負荷が重くなるとすぐに電圧が下がるので、PICや簡単なLEDの実験程度の50mA以下のものにしか使えませんが、そんなもんでも十分実用になる思います。
それ以外の場合は、きちんとシャントレギュレータで作った電源を、コンセントに刺して使います。

5Vのほうは完成

ひったすらリューターで削ってた気がする。

SWとLEDの穴をケースに開けてから、部品配置を検討して、生基板をPカッターで彫って、SMDの部品とコイルとコンデンサを移設し、ついでに0.1uFのセラミックと入力用ケミコン増設し、空中配線して、配線がぶちきれないようにピンセットで折り曲げて、爪楊枝でつついてどうにか収めた。


充電前のお疲れ状態のニッカド電池二本を入れ、ブレッドボードに100オームの抵抗入れて実験してみたところ、5.04Vで安定していて、まったく電圧が下がらない。
すくなくとも回路全体で50mAは大丈夫らしい。
ブレッドボードの遠いほうの端のあたりでも同じ電圧だったので、まあ成功なのではないでしょうか。


すごく時間がかかったけど、だいぶ便利になった。
ニッカド乾電池二本から5Vが出るのは地味ながら助かるし、電源スイッチとLEDが電池ボックス側に移ったので、ブレッドボードが広く使えるし、コンセントにささなくてもよくなったので持ち歩けるようになった。
でも二度とやりたくない。
っていうか398円くらいで共立で売ってくれ。


次は3.3Vの方だけど、こっちはICがTO92で三本足だからLEDの部分とぶつかる。
どうやって収めるか。

ふと思ったけど気がつかなかったことにする。

最近の1チップマイコンは、2.4Vで動くし1.8Vまで電圧さがってもぎりぎり動いたりするから、5Vの必要性が(汗。
まあでもトランジスタ他入れた外部回路でなにかやろうとすると、ある程度電圧ないと逆に難しくなるで困るしなぁ。

*1:黒いほう

*2:多分互換品