太陽光ニッスイ充電器をでっちあげてみた。

壊れたガーデンライトを再利用した、太陽光充電器。

タグ[これは酷い][シオテク]はからずも配色まで電池と一緒


2008年ごろ、叔母が普通の乾電池と勘違いして、写真の単一充電池を買ってきた。凄く高かったそうだが、松下製だから富士山を上るくらいの長持ちなんだろうと思って黙って買ってきたらしい。しかし充電器が何処にも売ってない*1ので、一度懐中電灯で使い切って以来そのまんまほったらかし。その残念な境遇の一流メーカー製な充電池を貰ってきた。
単一用の充電器は、amazoneや価格.comなどレビュー付きなんでもサイトで検索しても、選択肢は少ないしやっぱり結構お高い。なにより充電するときコンセントを一つ占有してしまうのが邪魔。そして充電しないときの置き場所が本当に邪魔(酷い...)。よって自作することにした。
アイリスオーヤマがごく初期に販売したガーデンライト*2が、10年ちかく庭に置いといた結果、洗ってない水槽的なミドリムシ色っぽくコ汚くて見るに耐えない感じにやつれていたので、充電器として分解再利用してみた。


スナップ式で電池ボックスは交換できる。単一と単三の両方対応。単三の電池ボックスを入れても蓋は閉まるので使わないときはコンパクト。

ガーデンライトから太陽電池ダイオードのみ取り出し、006P電池スナップに配線。
黒の熱収縮チューブのところにFRダイオード(1N5187)が入っている。
FR/SBDダイオードは、順方向電圧降下が低電圧で0.1V程度と極低いものもあるため、ガーデンライトでよく使われる。
太陽電池ホットボンドで、電池ボックスは100均の青いベタベタする制振ジェルで止める。
太陽電池は、とりつけの前に液体コンパウンド(仕上げ用超極細)で磨き、くすみを取り除いてある。


薬局で買った完全密閉電子レンジ対応の容器は、上下左右をパチンパチンと止めるタイプなので出し入れしやすいし、蓋が完全に外れるのでなかなかよいのでチョイスしてみた(\350)。
買ってきてあわせてみたが、太陽電池パネル、単一電池ボックス共々、ケースにぴったりだったのは嬉しい誤算。丸一日大雨が降った日に外にだしておいたが、水はまったく浸入せずで安心して放置できる。使わないときでも場所をとらない。


ニッスイ(Ni-MH)充電池のメモリ効果は、ニッカド(Ni-Cd)充電池ほど顕著ではないので、数日に渡って継ぎ足し充電ができる*3。だから、充電に時間はかかるがソーラー充電は十分実用になると思う。
ただ写真のニッスイ電池は2800mAHもあるので、完全に満タンにするには5日〜7日かかるのではないかとも思う。しかし充電池は、大電流を短期間流す急速充電よりは、微量の電流を時間をかけて充電する定電流充電のほうが長持ちする*4ので問題ないとおもう。


単三ニッカド電池の場合、日の短い12月目前の丸一日充電で192Kbps/ステレオのMP3(歌です)を一時間聞くのがやっと。32KbpsのWMA(ネトラジです)の場合は二時間〜二時間半くらい*5
ニッカド電池は、メモリ効果があるので次の日さらに充電することは基本的にやってはいけない。セリアの\100充電器を買いましょう。

*1:ホームセンターや中規模家電量販店では、基本的に単三単四用のものしか置いてないし、取り寄せでたずねてみたら\4000近かったので馬鹿馬鹿しくなったらしい。

*2:単三ニッカド充電池2本、LED二個式で光拡散パイプがないので暗い、現在の主流の前のもの。

*3:できるのだが、ニッスイ充電池にもメモリ効果はあるので、やらないで済むならやらない方がいい。

*4:これは個人的な経験からくる思い込みかもしれません。ちなみに太陽光充電は厳密には定電流ではない。

*5:武田コーポレーションの\100充電器で6時間充電の場合、MP3/WMAまぜこぜで使って約8〜10時間利用できる。