X68000にシャープのLL-T1811Wを接続していろいろ試してみる
先日ヤフオクで落札した、シャープのSuperVのBlackTFTの液晶モニタを、X68000SUPER実機につなげて使ってみました。
結論として、CRTの方がいいです。
いいに決まってますが、CRTが手に入らない人はこれでいいんじゃないかと思います。
- 接続
- アナログRGB
- INPUT1のアナログRGBコネクタに接続
- モニタのスケーリングの設定
- EXPANSION Mode 1 (アスペクト比維持拡大)
- SCALING Mode 2 (ドット角が極力保たれて拡大される)
- 256x256/31Khzモード
- 384x256/31Khzモード
- アナログRGB入力の周波数調整は手動で認識。256x256モードからパラメータを調整して表示
- そのとき表示される画像によって上か下に寄るので、V-POSで調整するも、ほんの僅かだが上下が切れる。ゲームには問題ない程度。
- アス比は手動調整。調整しなくても縦長なのでまあ問題ない。
- OSDでは、垂直は54Khzと表示される。モニタ側は640x480ドットとして認識。
- 利点
- 低消費電力
- アーム買えば、縦画面可
- 意外と反応速度が良く、シューティングゲームが遊べる。
- 目もそれほど疲れない
- スケーリングも、上記設定ならドットのカクカク感が維持された拡大表示になり、あまり違和感はない。
- 欠点
- 15Khzモードは映らない
- 色が納得いかない。ブラウン管の方がぱっと見て直感的に深くてキツくて美しく感じる。
- やっぱり液晶モニタは黒が明るい。BlackTFTでもブラウン管と比較すればまだ明るい。
- 上記のモニタ設定は、画面周波数が変わるたびに設定、調整しなおす必要がある。
使えないかというと、そんなことはないです。
ですが、X68実機を専用CRTで使ったことがある人からすれば、話にならんと感じるとも思います。
特に、15Khzのあの煌めくドットが拝めないのは、アーケードゲームの移植モノがたくさんあったX68ではやっぱり辛すぎるとおもいます。
StreatFighter2シリーズのように、起動時15Khzのごく一部のゲームは、なにも映らないのでそこは諦めるかどうにかする必要もあります。
このモニタは1280x1024のSXGAモニタなので、4:3ではなく、5:4なのがまたちょっと面倒です。
X68用で使うなら、もう少し小さい15/16インチの1024x768のXGAモニタを探したほうがいいかもしれません。
PCにつなげて使う分には?
素晴らしいです。
18インチでSVGAなので文字が大きいのでメガネを外してPC使えます。
ソースコードの編集画面をPageUpで高速スクロールさせても結構目がついていきます。
ギャルゲーも拡大させても綺麗です。
画面がデカイので拡大させなくても12インチ程度の大きさで遊べます。
SXGAのDotByDotで表示させてる分に、画像も映像も鮮明で綺麗に映ります。
なにより目が疲れないのがいいです。
*1:定規で測って計算してみると若干違う