UrbanoL01でデレステ

L01でデレステを快適にプレイする設定。
漂う今更感には負けない。戦う気もないけど。

[端末スペック]

AU/京セラ Urbano L01
OS android 4.2.2
チップ-SnapDragon S4/デュアルコア1.5Ghz
CPU - Dual Krait*1
GPU - Adreno 225
物理メモリ2GB
登載システムデータメモリ4GB/ストレージメモリ8GB
(加えてSDXCカード64GBを差し込んでますが、ゲームには直接関係ありません)


2012年ごろのスマホです。
当時のバリューラインの製品として2GBの大容量物理メモリを搭載していたのに加え、1280x720ドットの画面にフィットし、あまり発熱しないちょうどいい性能だったせいか、同チップを搭載した端末はたくさんあると思います。

[android設定]

デレステに限らずゲームプレイの為には、GPUを無駄なく働かせる必要があります。


設定->開発者向けオプション->描画
->HWオーバーレイを無効 [レ]
->GPUレンダリングを使用 [レ]
->4x MSAAを適用 [レ]


GPUレンダリングは一度設定すると記録されますが、他の二つは電源オフでリセットされるので、再起動の度に設定が必要です。


なお、開発者向けオプションは隠し項目です。
『端末情報』を連続タップすると、その上に出てきます。

[プリインストールサービスの停止]

京セラの親心もゲームプレイの前にはありがた迷惑。止めてしまいましょう。
"デイリーステップ"と、緑の葉っぱの"省電力管理"を止め、"すぐごえ"サービスも使わないのならば停止します。


アプリの管理->実行中->デイリーステップ
停止 - PedometerService
停止 - MediumWidget$Pedome.


シンプル->省電力ナビ->OFF


デイリーステップ*2と省電力ナビをOFFにすることで、センサーへのアクセス他の処理がなくなります。
一般的に、各種センサーからのデータの読み取りは、CPUからみて実行速度に比較して圧倒的に遅い..というかセンサーからのデータ取得完了までの時間が桁外れに長いのが普通です。
というわけで、止めることでCPUはセンサーの面倒をみるためにかかりきりになることがなくなり、プチフリやフレーム落ちの抑制になります。


他には、使っていないのならは『すぐごえ』サービスも止めます。これは音声でアプリを起動するランチャーソフトです。
ゲームプレイにはまったく必要ないですね。


なお、デイリーステップは再起動すれば復活起動してますので、やはり再起動のたびに停止する必要があります。

[各種設定]

省電力ナビをOFFにしたわけなので、そこで設定する項目は、新たに設定しなおす必要があります。


設定->Bluetooth [OFF] (スピーカかイヤホン直付けでプレイしませう)


設定->ディスプレイ->
画面の明るさ お好みで固定 ([オフ]明るさの自動調整)
画面の自動回転 [オフ]
スリープ 30分[レ]


他、必要だと思う項目はさまざま設定します。


[デレステの設定]

ゲームアプリの設定です。
ここでも設定次第で若干ですが動作がスムースに改善します。


ゲーム起動し、タイトル画面をタッチしてから...


メニュー->システム設定->
画面表示設定->右側を上にする


端末の傾きを検出するということは6軸センサーにアクセスしています。
センサにアクセスはプチフリの原因です。
決めうちしてしまいます。


音質->高音質


高音質のほうが負荷は重いですが、すくなくともうちでは何ら問題ないです。



つぎは音ゲー部分の設定です。まずは重さに関係する部分から...


メニュー->LIVE設定
リズムアイコンデザイン TYPE3もしくはTYPE4


TYPE1およびTYPE2は、半透明アイコンです。
一般的に3Dゲームで半透明オブジェクトの描画は、そうでないものよりもメモリ帯域をより必要とするので重くなります。
軽い方は、ベタ塗りアイコンの3と4の方です。


演出->
カットイン [ON]
エフェクト [ON]
COMBO表示 [小さい]


これで3D標準で割合快適にプレイしています。
UrbanoL01では、GPUチップ"AMD Adreno 225*3"の性能上、デレステが判断して640x360ドットの4倍引き伸ばしのジャキジャギ低解像度3D-LIVEになってしまいます*4が、それでも上記の設定でほぼ満足にプレイできます。


イラつくジャキジャギも、androidの『4x MSAA』をオンにすることでいくらかマシになります。
推しメンの顔がアップでカメラに映るときに、顎のラインや瞳に髪などなどにアンチエリアスがかかるので、細くなり滑らかになり綺麗にみえます。
DbyDの機種には及びませんけど。


[携帯電話本体]

最後は、スマホを使う生活環境の設定です(お?


スマホは発熱すると、壊れないように動作速度を無理やり落とします。
全力で走らせるには多少の気遣いを。


・充電してからゲームプレイ。充電中は発熱します。
・エアコン、ファンヒーター、ストーブの周りでプレイしない。熱風で発熱します。
・ゲームは40分くらいで休憩する。連続プレイは発熱します。健康なあなたよりも、小人さんなのにX68よりも頑張るスマホくんの体調が心配です。


加えて、電池が減ってくると動作時間を稼ぐためにやはり同様に動作速度が落ちます。
・電池残量が40%を切ったら、ゲームを終了し充電する。


電池がヘタってなければ、電池残量80%〜40%程度で1時間強はプレイできます。
そんくらいで、辞めときましょう。


バックグラウンドの仕事はもゲームプレイには邪魔になります
・起動直後のプレイは、ストーブリーグ*5に徹して、アイドルのレッスンだけする。
起動直後は、各種アプリのアップデート、メールチェックなどがあります。
10分くらいはLIVEなんかやってはいけませんよ。
手の体操でもやって準備運動でもしていてください。

おつかれさまでした

だいたいこんな感じです。
これでL01でも割合快適にプレイできますよ。



本当はroot化してGPU偽装かけてDbyDでプレイしたいのだけど、残念ながらUrbanoL01のroot化kitは見つかりませんでした。
あとは開発者サイトからソースとってきてandroidシステム丸ごとビルドする感じになり、文鎮化のリスクが極めて高くなるのでやりたくないし、システム丸ごとコンパイルできるような高速なPCは所有してないのでできません。
多少はプログラミングしたり、オールドPCのカーネルビルドを執拗に繰り返してlinuxボックス組んだことのある私には、若干納得がいかない結果で歯がゆくもあります。


そのうち、おとなしくUrbanoL03も入手しますよ。
デレステの為というよりは、単純にいい感じの小物としてL03もL01と同じように欲しいと感じますので。

以下、きちんと確認してないので妄想

L01搭載のスマホGPUのAdreno225は、ベンチマーク的にはPS-Vita搭載のPowerVR SGX543MP4+とほぼ同程度の性能。
加えてVitaは解像度がフルHDの1/4の960x540なんで、L01の1280x720ドットよりも負荷としては軽い。
ということは、デレステはすくなくともグラフィカルな部分ではPS-VITAのPoweVRでも十分動作するんだよね....。


PS-Vitaは、CPUのクロック周波数が444Mhzx4と結構前のスマホと比較してもかなり遅い*6が、ポリゴン描くのはGPUなわけでCPUはあんま関係ない。
肝心のLIVEのとこ、"音ゲー部分"に関してだって、せいぜい往年の"太鼓の達人"程度のプログラムで走ってるはずなんで、444Mhzでもわりと性能的に間に合うんじゃないかと思う。
他のゲームになるし、二人しか踊ってないけど、セガのうた組み575なんか普通にゴリゴリ動いてるし。


たぶん原型になってる、ゲームセンターで稼動していた最初期型アイドルマスターはたしかPS2互換基板で走ってたはだし。
PS3PS4用の海外スタジオが作って運営しているFPSゲームほどに猛烈にメモリを喰いCPUを回してオブジェクトを演算描画するヘビーなゲームエンジンってはずはあるわけもなし。


VITA専用で開発すれば、これくらい余裕で動いてくれるはず。
なーんで、うちのスマホではDbyDの全画面で動いてくれないんだろうね、とか不思議に思います。

*1:ARMv7-A/Thumb-2セット

*2:万歩計

*3:うちで現行で使っている製品のGPUは、PS3以外すべてAMDでしたw

*4:でも4xMSAAかかってる状態で動いてるし、"3D標準"で画面のくずれもなく動いてるんだから、性能的にはDbyDで動きそうなんだよなぁ....

*5:F1とかMotoGP用語かこれは...

*6:どおりで5時間遊んでても本体はまったく発熱しない