1チップマイコンでゲームを作ってみたい(妄想編)

1チップマイコンでも20Mhzで20Mipsとか、MSXよりぶっちぎりに速いんだぜ!!


1チップマイコンでなにかしらやろうとする場合に必要になるのは出力装置です。
LEDの表示機や、キャラク*1液晶なんかに、ビープ音がでるような代物でもいいんですけども、……いややっぱよくない。


MSXや初代ファミコンみたいにやってみたいわけで、それをやるにはディスプレイ用チップが必要になる。
しかしながらそれを製作するのはハードルが異常に高いしFPGAとかいう1万円以上するチップが乗った基板が必要になり、1チップマイコンを使うレベルではなくなってしまう。
ムムム。


じゃあどうしたらいいんだろうと悩み、面倒くさくなり放置していたところ、ヒントになりそうなものがテレビに映ってたのです。
今年テトリス誕生20周年ってことで、アメリカでビルの照明をコントロールすることで、テトリスのスクリーンとして使ってるケースが映ってました。
あれって、いわゆるエスケープシーケンスだよなぁと。
ビル側、つまりディスプレイ側がそれを解釈するシステムならば、制御側はi7のMACBookで作ったアプリだろうが、1チップマイコンに書き込んだアセンブラのソフトだろうが、出力結果が同じならばどちらもゲームとして機能するよねと。


ということは、ゲームソフトを実行する1チップマイコンと、それを接続し出力データを解釈し描画するディスプレイソフトが動くPCの組み合わせで、ゲームが動きそう。


そんなことを考えています。


フレームレート至上主義から回帰することが必要だな

1/60secで描画する必要があるプログラムを要求される時点で、ショボイハードはもう何も出来ないって烙印押されるもんなぁ。


画面を必要なときに必要な箇所だけ描き変え*2て、後はキー入力があるまでhaltで寝てるようなハードにすれば、わりと成り立ちそうだけどなー。
オセロとか将棋とかトランプゲームとか。
ギャルゲーもなんとかなるかも。


でもそれだと1チップマイコンでやる意義がないか。

でもUSB-シリアル変換あたりでスマホにつなげられたら

スマホが液晶画面として使えそう。
一番金も手間も回路の工夫もいる部分が、市販の現行ハードでまかなえたら楽ができる。
スマホ側で動かすディスプレイ用ソフトも、必要に応じてバージョンあげられるので簡単に機能アップできんな。

寝てる古いノートPCも使えるし

全部スマホでやりゃいいじゃん

俺は古い人間だからジョイパッドとでかい画面が必要なんだよ。


いまやスマホやPCで、それ相応のゲームを形にするのは至難の業。
だか上記の構成ならば、1チップマイコンのハードをごく簡単なプログラムで直接叩くことが出来て、尚且つPCやスマホ上のディスプレイにそれ相応のキャラクタを出したりできる。


昔とった杵柄で、現行のハードで遊べる。

ああ没だ、没

こういう簡単に○○ができる的なホビーアイテムは、量がそれなりに出てユーザーがたくさん使ってくれないと成り立たない。


以前にはない感じの見た目と機能と使いやすさに加えて、結果が門外漢の素人さんに対しても一発インパクトを与えるような代物じゃないと次がつづかない。
arduinoがなぜ一定の成果を収めて、ワンダースワンのWonderWitchがいまいち広がりを見せずに終わったかということを考えると、間違いなく失敗する。
過去アマチュア向けのPC用小規模ゲーム用ミドルウェアやライブラリの類を作るやつは相当数いたが、それを使った作品ってのを見たことがない。

*1:アルファベット文字のみ表示する

*2:動画コーデックの補完フレームみたいに