変な仕様のHPAを製作中(2)

また振り出しに戻りそうな予感


今の回路の問題点

  • 反転増幅回路なので、入力インピーダンス=入力抵抗なので、10kΩと割合低い
  • 入力抵抗が10kΩなので熱雑音がそれなりにある。
  • 反転増幅なので当然出力は反転する


入力、というか音声経路での熱雑音を減らすには、シリーズに入ってる抵抗を取り払う、もしくは抵抗値を下げると概ね無視できるレベルになる。
ということで対策としては入力にボルテージフォロワを入れて、オペアンプの増幅率を決めてる抵抗値を下げることだけど、単電源ではどうやるんだ??


ぐぬぬぬ。

問題は数十nV/√Hzの雑音をどうやって音として聴くかってことだ

増幅率1.5倍だから、出力にでてきたとしても100nV/√Hzを超えることはない。
無視してもいいような気がしてきた。
いや無視しよう。
入力引っこ抜いてボリューム全開にしても、ボリュームの鉄のとこさわりまくってもノイズ一切ないし。

今日の変更点

入力の10uFにパラでつけてた0.15uFのマイラコンデンサをはずした。


腐っても*1ELNAの小型音響用RA2である。
単体で既に十分高域もでていて低域もしっとりとした感じの音で出てくる。
高域のインピーダンスの少ないフィルムをパラでつけてより高音質を狙うのは、一般のコンデンサを使うときはある意味常識みたいだけど、それをやると普通にドンシャリというかドンに欠けるからシャリ感だけが強く出る、というか一部の音だけ実に突出した感じになりまとまりに欠ける風味になる。
ということではずすことにする。


マイラ単体だけなら話は変わるんだろうけどなー。
最低でも2.2uFはいるんだもんなー。

*1:本当に腐ってるかもしれない。X68の電源のエルナーのコンデンサの腐り方は半端ではなかった