12Vでファンをまわせる小型電源

手持ちの安定化済12Vが出る電源は、ATX電源とPCの外付けドライブの電源だけ。
こいつらは5V出力にある程度の負荷がないと12Vの出力も安定しないシロモノ*1


古いノートPCのアダプタ22Vから、ファンモータ用12Vの電圧を得るためのDC-DCコンバータ(ステップダウン)回路を設計してるんだけど、やっぱ難しいです。
555タイマーでスイッチング周波数出し、2SCなんたらのスイッチング用トランジスタをOn/Offさせるだけなんだけど。うーん。


ファンの消費電流は300mA程度あるせいで、7812レギュレータを使う場合は発熱*2がでかくなり、やたらでかいヒートシンクが必要になってしまう。
その為スイッチング式の回路をはさんで電圧落とすわけだけど、あまりに部品点数が多いと基板面積がでかくて小型につくれなくなる。
555ではなくDC-DCコンバータ専用ICを使う場合は、そもそもそのIC自体が割合高価なのに加え、必要となるコイルその他もろもろを新しく買うとトータル1500円以上になるし、この手のICは二年もすればディスコンになってるのでちょっと……。
もうそれくらいならば通販で12Vの電源1000円強で買うか、風量のある5Vファン1500円で買ったほうかいいよねという話になってくる。


買えばいいんだけど、電子部品の通販サイトはめっそう恐ろしいトコでして、本来必要な部品は三個くらいで500円前後なのに、あれもこれもそれも必要あると便利あれつくってみたいし交換すると長持ちだし日本製サイコーだの、さまざまな思いが右から左に脳内のシナプスを活性化させがちなおかげで、なぜかいつも1万5千円くらい突破するのです。
そうです。
二次元好きの人がギャルゲーやらアニメのキャラグッズでついつい貢物をしがちならば、私らは古いタイプの秋葉の人たちについついつい貢いでしまうのです。
ニュータイプ声グラ立ち読みするだけのはずだったのに、その隣の棚に刺さっているトラ技とインタフェースだけ持って薄いなー*3高いなー平成雑誌の値段じゃないよねーとか思いつつも金払うのはやぶさかではなくレジで紙入れをゴソゴソしてしまっていたりするのです。


ということであるものだけでがんばる。
7812+パワートランジスタで電流容量の嵩上げはどうだろう。
ヒートシンクは必要だけど、手持ちの部品だけで済ますならそれがベストかも。
ファンの風少し当てればいいし。

*1:というか普通PCがらみの電源はだいたいそうなってる

*2:単純に考えると300mA×落とす電圧が熱に変換される

*3:バブルの頃は週刊ジャンプとタメはってましたよね