拡張ボードの件(妄想)

最近こういう拡張ボードが欲しい病に掛かっていて困る。

  1. お約束の外部メモリ
  2. EMSメモリ的にバンクメモリRAMDISKボード
  3. LANポート
  4. USBポート(マウス/キーボード/ジョイスティック)

ここまではネレイドという複合拡張ボード買えばokなんだけど、どうにも古い。


20年も25年も前の製品だとレトロとか骨董で諦めも付くが、ネレイドは10年前、PC-ATとかDOS/Vなどというワードが雑誌の表紙を飾ったあたりに企画/開発されたものなので、現状のデバイス/PC環境で美味しい思いが出来るように考えられていない。
LANボートもついているが、DOSコマンドからちまちまftpやるとか正直何時の時代の話だってことだ。Windows上からネットワークの存在を感じさせずにファイルのやりとりが出来るようになった近年では、あまりに使いにくいuiではなかろうか。


データ交換に、LANではなくSCSI機器を購入し、MOもしくはCD-Rで対処するにしても、それらSCSI2機器もそろそろ手に入りにくくなっている。
なによりX68用SCSIボードはレアで滅多にお目にかからないのが一番の問題だ。
PC-98のバスマスタSCSIボードが\500なのに、X68用PIO-SCSIボードはヤフオクで1万円overは当たり前。
稀少性もてつだってオークションでは今後も高止まりor値上がりが続くアイテムである。
転売屋は他の出品者とかち合わないように定期的に一枚ずつ出品というカタチになっているのではなかろうか。
あまりに高額なのに憤慨し、PC-98用のSCSIボードからWDのコントローラ剥がしてボードつくってやるぜ!!とか無駄に熱血していた頃もあったような気がする(SxSI.xの活躍で妄想で終わる)。


俺はSCSI内蔵のSUPERを買ったからいいものの、本当は丸っこいツインタワーのEXPERTの黒とACEのグレーが好き。
少年の頃、MSX A1-STとどっちを買うかで散々なやんだのは、当時のハイエンドのSUPERや高速化されてでると言われた新生XVIでもなく、家電量販店でX68000の縦型電飾ポップを横に置いて、堂々とグラナダをデモしていた超カッコイイEXPERTなのだ。
そんな思い出があるもんで、SASIしかないそれらをメインで使いたい。


またX68に接続できる小容量(〜1GB)のSCSI-HDDも、いい加減何時寿命で死んでもおかしくない。あの頃の外付けSCSI-HDDやMOなんかは、中身のドライブそのものはもう少し寿命が長いのかもしれないが、X68同様の4級塩コンデンサ使ったスイッチング電源を装備してやがるので、電源の劣化とともに不安定な電源で駆動されてそのうち調子悪くなるのもあったはずで、最近ヤフオクでもあまり見ない。
実際、手元に残しておいた緑電子の100MBと、NECの240MB、テクサの340MBは見事に死亡してやがって、残るはI/OのIBMドライブを使った512MB一台のみとなった(これだって電源入れたら壊れそうなので入れてないだけで生死判定はしていない)。このうち4級を使ってたのは緑電子とNECとテクサである。I/Oのはまだ確認してない。
また昔のHDDは五月蝿い。最近の流れは無音なんだからそれに乗りたい。


ということで、ちょっと妄想してみた。

  1. SDカードスロットを装備して、SDカード一枚でSASI-HDDエミュレーション(40MBのSASI-HDD8台実装)
  2. USBポートにUSBメモリ挿して、SASI-HDDエミュレーション(残り8台)
  3. 上記USBメモリFAT32で構成するので、外してWinPCに刺せばデータ交換ができる
  4. USBポートに、USB-3.5FDD二台挿してA/Bドライブ(無理だろうな。少なくともゲームでは使えない)
  5. mini-PCI用の無線LANカードを小亀で装備して無線LAN
  6. ボード裏側にスイッチつけて、X68の拡張ボードモードと、スタンドアロンlinux機器モードと切り替えができる。linuxモードではsambaを起動させ、無線LAN経由で、Windows側からD&DでSDカードにファイル転送が可能。
  7. USB On-the-Go機能を使い、PCにUSBケーブルで直結してファイル転送(よく考えた最近のマイコンにはこの機能は間違い無くあるので、X68をPCから見て周辺機器(iPod的な)にできるから上の無線LANも特に必要ないです罠)
  8. 何気に角型デジタル音声入出力
  9. 内部にシリアル/パラレルポートのヘッダを装備(PROなら空きスロット利用してコネクタだせる)
  10. 内部にセガサターンパッド用のヘッダを装備(ジャンクのセガサターンからコネクタはずしてきて付ければサターンパッドが使える)

さすがに増設メインメモリの部分はFPGA等で作らないと駄目だと思うが、それ以外の部分はSH2-AやSTM32など1チップマイコンの内蔵機能にただぶら下げていけば、あとはソフト書けばなんとかなりそう。
バンクRAMディスクはSD-CARDの余りの領域で代替できそう。速度が問題になるならマイコン側からバスマスタDMAかければいいよね(茨の道)。


上記のボードが実現できれば、SASIなX68本体セットと、ネットブックPC一台で、データ交換が可能になる。
高校生の頃の夢であるX68000EXPERTと、また社会人になってからの夢であったMURAMASA&クレードルでの運用が可能になるのだ!!(馬鹿すぎる....)
机の上が省スペースになるし、ごちゃごちゃした周辺機器もなくなるので、量販店のデモのような設置に近づける。
X68はカッコイイのである。
ケーブル這わしたgeekシステムにするよりは、PS3/新型X-Box360同様の独身男子の"黒系"スイーツアイテムとして前に出すべき。


またボード上に、プログラミング可能なマイコンを装備することで..、

  1. 超高速float2.x
  2. 内蔵AD-PCMエミュレーション(AD-PCMにノイズが載るようになった本体で有効)
  3. MIDIボード&SC-55mk2エミュレーション(SH2-Aはめっさ速いから可能...いい加減にしろ)

も可能になるね。


しかし誰が回路設計/ソフト書くんだちゅーねんな。俺には荷が勝ちすぎるから無理だし。妄想はほんと無責任です。すまん。