6石ヘッドフォンアンプ(その3)

PC内蔵音源でRMAAしてみるという暴挙にでてみた。


Frequency response


Noise level


Dynamic range


THD + Noise (at -3 dB FS)


Intermodulation distortion


Stereo crosstalk


エミッタ接地のアンプなんかお話にならない*1そうなので、THDがどんだけ悪くなるかと思ったら、たいして悪くならなかった。
0.01以下なら立派なもんでしょ。
変なイコライザかけたら簡単にそれくらい歪むはずだし。


内蔵音源は、数値のみみればお話にならないように感じるが、100Hz以下の低音域でのノイズやダイナミックレンジが多少悪いだけで、それ以上の、ようするにアニメやゲームで一番重要な音声領域は十分使えるレベルである。
Celeron400Mhzあたりのノイズまみれの時代のよりは一日の長がある。
テレビやMP4動画みるだけならもうサウンドカードは必要ない。


HPAの数値の方が、内蔵音源のループパックテストよりも数値が若干よくなっているが、これは入力のボリュームをギャングエラーの小さい中間に合わせた為音量が絞られ、結果としてノイズも小さくなり数値がよくなったということだと思う。


あとはノイズレベルやダイナミックレンジのところで50Hzの所にピークがある。
これはなんなんだろう。

*1:エミッタ接地のA級増幅では、電圧振幅が大きくなるとコレクタ電流が大きく変わる。トランジスタの増幅率hfeはコレクタ電流に依存し動的に変化する。その為どうしても歪みが避けられないらしい。