Chu-Moyヘッドホンアンプの製作(2)

回路図できました。

簡単です。


ボリュームの変わりはR1/R2が担当します。L型アッテネータっていう奴です。
分圧により入力信号を減衰させます。R1/4.7K、R2/2Kで約-10.5db(約-3.35倍)減衰になります。
OPAMPの増幅度は1+(10k/2.2k)で約5.5倍なので、5.5-3.35で約2倍の増幅率になります。


## そううまくいくかなぁ


R1/R6は、信号が直接通過する抵抗なので、音質に直結します。
金属皮膜など使いたいところですが、そういうものに手をだすとすぐにオーディオ用の一本500円のとか欲しくなっちゃうので、チップ抵抗で作ります。



部品は、12年くらい前のNECの等速CD-ROMについてたものを使います。
OPAMPは4560です。
メーカはどこかわかりませんが、同基板には国産メーカの部品ばかり載ってるので、Rohm製だと思います。
モータドライバはRohm、DRAMは沖、ロジックはルネサス以前の日立、EP-ROMは富士通、カスタムLSINECSONY。ケミコンはニッケミ。おそらくオペアンプもRohm製で、BA4560だと思います。
ケミコンは、やっぱり同基板上のニッケミの表面実装の奴使います。
12年モノのケミコンの音を聴いてみようじゃないですか。
時が経過すると腐ってると酷いいわれ様のケミコンの音が、いかほどのものか興味深いところです。
0.1uFはLSIパスコンに使われてるチップセラコンです。TDK太陽誘電か村田か。
タンタルはトーキンかな?壊れたときショートモードで壊れるから使うなということですが、この規模のものでしたら壊れてもあまり酷い目にあわなそうだし、使ってみるのも一興かも。
他の基板も眺めてみたところ、4560のほかに4510、NJM3404A/3414、LM393などがありました。合計でざっと30ケくらいとれそうです。


とくに4560は、15年くらい前の普及価格帯オーディオ機器の定番OPAMPなんですよね。
音質度外視して作る場合、これで十分だと思います。


先日のLM380Nアンプでも思い知りましたが、アンプはICそれ自体の周波数特性や出力などスペック的性能はともかくとして、実際に耳に届く音はIC以外の部品で面白いように変化しますので、特に指定して低雑音のOPAMPを買い求めるのは意味がないような気がしてます。


手持ちにNJM4580とかあるけど、廃品利用からいきましょう。