LM380Nを利用した、1チップICアンプの製作(8)


最後の追い込みです。


基板取り付け穴と、ボリュームの回り止め穴の加工

前回の宿題だった部分の板金加工終了。
ケース内側は耐水ペーパーでバリ取り。
表側は極力傷をつけないよう、穴の内周をデザインナイフで力を入れずにくるっとまわすようにしてバリ取り。


ケーシングし通電

ケーブルの加工と配線に苦労しました。
うまく動いた感動よりも、終わったという安堵感の方が強かったです。


LM380Nの放熱方法は、シリコングリースをICに塗ってケース底部に密着させる予定でしたが、手持ちのスペーサの高さが3mmと6mmのものしかなく、ICの基板裏面からの高さ5mmと合わなかったため、熱伝導シートを挟む方法にしました。
熱伝導シートは、ミツミのCD-ROM基板のモータドライバICの上についていたもので、厚さ1mm程度の粘着性のある灰色のジェルシート状ものです。アマチュア用通販だと入手が難しいかもしれません。
製造2000年以降のドリームキャストのCPUとGPUの上に、正方形状の結構大きいものが張り付いているので、不動品を一台買ってきて取り外しておくのもいいかもです。
LM380Nに利用するサイズなら、4〜6枚分は取れると思います。




電源とスピーカターミナルへの配線

ケーブルは、アローラ付属のスピーカケーブルから、ホムセンOFC(1m/\157)に変更。
入力の同軸ケーブルは、片方のピンプラグがなくなっていた、古いラインケーブルを再利用しています。
ラインケーブルの絶縁体にOFCの印字があるので、入力ケーブルもなにげにOFCです。
満足度は○です。効果は?


ケーブルをOFCケーブルに変えてからは、音のこもった感じはなくなりました。
気のせいかもしれませんが。
ある程度も導体の太さがあり材料にそれなりの純度の銅を使っていれば、OFCだろうとそうでないケーブルであろうと、関係ないような気がします。
とはいえ、闇雲に太いものにしても、加工が大変です。
ボリュームのあたりとか特に。
もっと細い銅線を使い、対応する二本をきっちりツイストさせたほうが、ノイズ的に有利なのかもしれません。


背面インタフェース

色とりどりの子供のおもちゃ。


共立エレショプ通販的な、非革命LM380アンプ完成

..............................かわいいっす。
大昔アニメのロボットの頭みたい。


DVDプレイヤーやPS2の前より、アイボリーのデスクトップPCの周りに置いたほうがしっくりきてたりするのは何かの罠ですか。


頑張りました。


あとは、ACアダプタのリフレッシュと、エージングです。
エージングには、波の音が入っている、ダイソー癒しCDを試してみようと思います。
GX-70Aとの比較視聴は一週間後にしてみます。
楽しみです。