LM380Nを利用した、1チップICアンプの製作(5)

基板パターンです。


生基板にをこのとおりに穴をあけ、Pカッターで彫り完成です。
GNDや電源ラインがベタで欲しかったのと、LM380Nを逆さに取り付ける関係で、今回ユニバーサル基板は使いません。
てゆーか、生基板を彫るとはいえ、専用基板はこれがはじめてです。


## タイトルは...いやなんでもないです。
### 決して心の叫びでとかではありません。


LM380Nはたいして発熱していなかったのでヒートシンクは使いません。
基板の裏側に取り付け、シリコングリースを塗ってケースに密着させ放熱させます。
その為ICの1-7/8-14ピンは左右逆になってます。


GNDのラインがまったく自信がないです。
電源ライン、スピーカのマイナス、入力その他の小信号GNDとすべて分けましたがこれでいいんでしょうか。
電源ラインも異様に太いんだけど、こんなに太くしていいんだろうか。
基板自体のサイズは普通のユニバーサル基板と同じにしてあります。


まあ作ってみよう。
あ、そういや今回初めてノンジャンパだ。


09/06/07 変更

L/RでひとつずつIC使うアンプなわけなので、せっかくなのでL/Rを分けてみました。
赤い線で切り込みパターンカットします。
入力側GNDは7ピンにつながってる線で、ICの真ん中の太い線は電源GND、右側ケミコンの下から電源GNDにつながってる部分がスピーカのリターン(GND)です。
全GNDは意識してわけました。
外側のベタ部分はアースループを形成しないように一部をカットしてます。


でもこれでいいのかなぁ。


この基板の場合、ケミコンは直径12.5mmまで、つまり東信UTSJやニチコンKW(オーディオ標準)あたりしか使えません。フィルムコンも足3穴分の普通サイズのもの(ニッセイAMZやMTFなど)。
ニチコンFGやKZ、ニッセイAPSはちょっと基板のサイズ的に無理だと思います。


散々ネットでコンデンサのレビューを調べたところ、ニチコンKZは重厚な低音ときらびやかな高音が特徴らしいです。
自分が必要としているアンプは、テレビのモニタスピーカです。つまりゲームやDVDで、どのようなシーンでも会話を一発で聞き取れる(何度も巻き戻ししなくていい)、6〜10時間ぶっ続けで聴きつづけても耳が疲れないような、中域が強めでストレートに出てくるものです。

つまり音量控えめで十分使い物になるアンプです。
UTSJか、KWで正解だと思います。


本人的にはGX-70Aと比較してみたいので、一昔前のニチコン標準品のVXの1000uF/25が欲しかったのですが、ないものは仕方ないですよね