全力!脱力タイムズ

俺からアニメを見るための時間を30分奪ってくれる稀有なバラエティ番組
面白さは他のblog他の記事をみたり、TVerでみりゃわかるので割愛。


その上で、なんで個人的に俺がこの番組にくぎ付けになるのか自分でもよくわからなかったのですが、最近ようやくわかったので書いてみる。
おそらく、この番組に登場するゲスト芸人とゲスト俳優/女優さんの、嘘のない素の顔がチラチラ垣間見れるからなんですね。
半分ドッキリみたいなネタ映像や、突然のモノマネのフリをゲストにぶつけると、他の番組ではまずみることがないような顔をする。
あの表情に嘘や、何かの損得を考えて作ったものがまったくないのは、語るまでもないでしょう。


今週の100回95回記念の博多大吉さんと広瀬すずさんをゲストに迎えたSP回では、彼と彼女の100面相をたった1時間で堪能することができました。
それを引き出す番組の作り手側や、MC有田とその仲間たちであるコメンテーターの手管には恐れ入るところがあります。


最近のテレビ番組はもちろんYoutubeでの自撮り動画でも、コンプライアンスやらネットリテラシーやらの考え方が入ってきて、基本視聴者を傷つけないような言葉を選んで、出演者は軒並みおんなじ表情で明るくて楽しい雰囲気を頑張って作る。
まるでそれほど親しくない友人からのビデオメールのような絵面の番組ばかりになってしまいました。
誤解を恐れずに言うと、見なくてもいい映像ばかりなんですよね。
そんなものからは、出演者の素の表情なんかうかがい知ることはまずないです。
ましてや綺麗に用意した笑った顔だけならまだしも、怒った顔、戸惑う顔、困った顔、恥ずかしがる顔、泣きそうな顔、本心からの笑顔とか、どれだけ見ることができるでしょうか。


素晴らしい番組を作るスタッフの存在に感謝し、最高の称賛を捧げたいと思います。