NHKスペシャル 戦後70年ニッポンの肖像 豊かさを求めて 第2回 "バブル"と"失われた20年" 何が起きていたのか

しち面倒くさい番組だと思ってたけど、普段から知りたい知りたいと思ってる事柄は、集中力が途切れず飽きずにすんなりと入ってくるもんだと再認識しました。


バブルバブルいうわりにはバブルの泡がなんのことだかよくわかってなかったし、バブルとプラザ合意だの国のお偉いさんのが噛み合わなかったし、バブルで景気がいいとされてたのに当時の父親の会社(鉄鋼大手の下請)が大ピンチだった理由や、当時の学生アルバイトのボクの時給が、現在の都内のバイトよりも安い理由がいまいちよくわかってなかったのですけど、この番組で氷解しますた。
なぜバブルが発生してはじけたのか、アメリカの国内事情やブラックマンデーの影響がどんなものだったのか、リーマンショック他近年に見られるバブルとの比較などなど、なんとなく事柄単体は新聞やネットで読んで知ってるけど、それらを実際に順立てて説明できるくらいには理解してない層にはとても分りやすい番組だったと思う。


インターミッション的に入ってくるゲストコメンテーターの私見に基づいたコメントや、『戦犯』って言葉をことさら強調した番組冒頭のアイキャッチなんかには閉口しましたが。
その辺りは当時もひとごとに思ってたけど、いまから考えても彼らの話はほんとうにひとごとかもしれない。


くどくど書こうと思ったけど、経済はまったくの門外なので無理。
詳細は番組をNHKオンデマで見てもらえればいいと思う。
なぜかNHKの番宣みたいに終わる。

古い映像をみていて一番驚いたのは

デトロイトかシカゴがわからんけど、当時米国で日本車ぶっ壊すデモが行われてテレビで流されてたのを見て結構残念に思ってたのだけど、昨日みたらそのハンマーでぶっ叩いているクルマはスクラップ工場から運んできたような廃車同然のやつれたクルマで、しかもひっくり返したらエンジンが入ってなかったww

当時はなんて酷いことするんだ、金もったいないだろいいかげんにせえよとか思ってたけど、よく見るとイベントの為に用意した二束三文のもので、なおかつ乱暴しても怪我しないように配慮したモノを使った完全なるデモだったんだなぁとだっんだなぁと。


いまから思い返すと、この映像なんかにインスパイアを受けて、ストリートファイター2のインターミッションでクルマをボッコボコにするストレス解消ボーナスステージが登場したのかなぁ...などと思ってしまいました。