ニューヨーク白熱教室 #3

ミチオ・カクなる教授による、100年後の未来についてのタラレバが、ネットの暇つぶしサイトと同様のスパイスが効いていて味わい深い。


コンピュータは日進月歩で進化しており、今現在のスマホ一台で、月面着陸時代のNASAの全コンピュータの計算能力をしのぐ状態であるという前提からの、将来は異常に小さなコンピュータが実現され、それらが巷のありとあらゆるところに溢れることで当たり前になりすぎて、コンピュータを認識する言葉そのものがなくなる*1とかいう話でした。


でもってその行き着く先は、便器に内蔵されたり、体内に入ったりしたりするようなものができて、健康管理のためのデータロガー兼クラウドデータベースへの自動アクセスのによる簡易アドバイザーとしての機能まで持つようになるそうな。


ということはそれを悪用すれば、犬の餌にその小型カメラおよび無線通信機付コンピュータを仕込んで喰わせ、散歩したついでに犬のフンを回収せずに置いてくれば、そこら中に隠しカメラをばら撒くこともできちゃうねかもね、とかヨゴレ芸人が主役の007の1シーンが簡単に想像できたりして面白かったのでした。

*1:要するに何かしらの機器や構造物の中の一部品と化してそれ単体で使うことがなくなる