NHKドラマ ダークスーツ

ただの着物をスーツに着替えた大河ドラマだった。


NHKのドラマのダークスーツを全話通しでみた。
ええ、『一貫した自社開発製造から、技術のライセンス事業へのシフト』という壮大な釣りに、見事に一本釣りくらいましたよ。
実際は、『創業者一族の複雑な家庭環境からくる、会社をまきこんだ大騒動』ってとこでした。
ああ、時間返せよ。


ライセンス事業に関しては、深い掘り下げはほぼない。
ITメディアや日経オンラインの記事の方がよっぽどマシ。
色恋沙汰に不倫に仮面夫婦なんて正直どうでもいいけど、登場人物の設定にあるだけで、ドロドロした描写は一切ないときたもんだ。



俺が期待したのは松下がMipsみたいな真似事をするに至るとしたら、社会や経済、銀行に会社に工場はいったい全体どんな大騒ぎを繰り返して、そっちの方向に向かうことになるのかという一部始終を描いたジャパニーズ・ドリームだったのに、ただの民法のドラマみたいな男と女と息子の話しで肩透かしでしたとさ。


おかげでめちゃくちゃわかりやすかったけど。