スポーツモノ三題

三行で抑えとく。一応全部完走。面白い回(実は半分以上)は二度見。

  • ハイキュー

主役のチビのキャラクターや全体的な絵柄は猛烈に嫌いだし、シナリオは単調で二転三転無しの硬いものだが、前向きで和気藹々としていわゆる美少女動物園同様の日常系アニメの魅力に満ちていた。
三年組の引率のよさが際立つ。二年組のスキンシップで遊んでくれる感じ。先生やコーチ陣の諦めない信じてる感に夢を見させてもらった。

こちらは主役に好印象。ヒロインが邪魔すぎる。サブヒロインの存在が意味不明。たぶん原作者はガチの非モテ
説明が非常に多いというかほぼそれで24分終わる。テニスのルールや基本的な攻守の考え方、試合を見て楽しむ分の技などの知識はほぼ覚えた。
作画が酷すぎる。しかし超低予算でNHKの全国放送網ですさまじい視聴者数*1を稼いだならば作品としては大勝利。

  • ピンポン

でてくるキャラクターすべてがなんか汚い(失礼)。実際には描かれてないが、腕毛やすね毛が見えた。臭そうな作画(失礼)。よく動くけど。
最終的にハッピーエンド。二転三転するシナリオ、勝利と敗北のコントラストが酷い。
基本的に報われないし強い奴が勝利するが、勝利者がいい奴で負けた奴の気持ちを背負う感じなので話がまるく収まる。




バレーボールは一通りやった、テニスとピンポンはほぼ温泉地卓球プレイのレベルの俺ですけども、どれも十分楽しめる作品でした。
これらの作品は共通して、登場キャラクターはほぼ野郎ばかり。
そんなわけで、1話から序盤のピークまでに野郎たちにどれだけ好印象をもてるようになるかが、全話完走するか途中で投げるかの分水嶺になると思うのですが、その点は少なくともどのアニメもクリアしていたように思います。



しっかしなぁ、選手としてどっか飛びぬけているからといって痛すぎる系のキャラクターである必要性はないのだ
現実世界のように、ものすごくスポーツができるけどごく一般的で特徴らしい特徴のない平均的な学生*2ようなキャラクターは、一人も出てこなかったように感じます。
特別飛びぬけた運動能力を持ってるのはもちろんのこと、妙なトラウマ抱えてたり、何かしらの重圧背負いすぎてたりとか。
最近の漫画のキャラメイクの手法*3に頼りきってるんで、登場キャラが人として認識共感できる生き物ではなく、どいつもこいつもスーパーマンか破天荒芸人のどっちかです。



すっげぇ普通の人間でスポーツモノ作品つくってみやがれ。
しかも面白く。
などと思います。

*1:またちょうどいいときに四大大会やっててエアKの人が活躍してたし

*2:というか人間

*3:どっかの漫画原作者の私塾で開発された手法らしいが、とにかくキャラにありえないスキルを搭載させたりや何かしらの事柄に病的にこだわりをもたせたりなど、どっかひとつをエベレストやマリアナ海溝のように突出させる