猫の恩返し

2013年の録画を視聴。


ジブリのあまたある劇場版アニメで唯一心の底から楽しめたというか、まんが日本昔ばなしで育って、PCでアニメが見られるようになってから返り咲いて、猫や犬を撫で回して連れまわして抱っこしまくるのが恥ずかしくなくなった、やたらおっきいおともだちに作風がナチュラルフィット。
要するに旧ジブリ作品で唯一オタク向けの作風でローンチされた奴です。


猫の描写は素晴らしかったし擬人化までは予測してましたが、主人公の少女がいわゆる萌えアニメの線画で猫耳化するのはジブリアニメのクオリティコントロールとしてはたぶん落第点*1
ですが、私的には『いつもの…』って感じであり、宮崎高畑作品のようにどこでキモオタ避けの弓矢や槍が飛んでくるかに戦々恐々とせず見ていられるライト感が好感触でした。
猫好きだし。
カラスもな。


今回は消化じゃないから消さない。
とっとと見て消してHDの容量稼ごうおもったけど、普通に面白いし下らないのだけど好きなんで消すの辞めた。

次はマーニーにアリエッティだな

これらは宮崎のじいさまから、子供の頃から親の世代がくだらないとか頭が悪くなるとかのたまうタイプのアニメが蔓延してた頃に青春を送った監督にバトンタッチされてからの作品ですから、たぶん宮崎高畑のようなオタクが顔真っ赤にして恥ずかしくなるリア充を正しく卒業された人たちが納得するドキドキ感もなく、きっといつもどおりに最初から最後まで安心して楽しめることでしょう。

*1:宮崎氏なら間違いなくリアル系のあんまり可愛くない猫娘でくる