スーパープレゼンテーション 建築特集1 紙でつくる仮設シェルター

TEDの和訳+建築家で教授の坂茂氏のインタビュー


TEDの奴はコレ
Shigeru Ban: Emergency shelters made from paper | TED Talk


英語のスピーチですけども、日本人の英語ですからとても聞き取りやすかったです。
トークスピードもゆったり目ですし、あまりにも難しい英語圏の慣用句的な言い回しやほとんど使わない使用頻度の極端に低い単語はでてこないので、内容も英語のままで理解できると思います。
ジョークが、海外のネイティブスピーカーよりも多く、しかも連打で挟まれていて、とても面白いお話でした。

震災関連で被災地の現状がなんどもなんども報道されましたが………

地べたに這いつくばるようなプレハブ置いてきたようなものばかり報道されていて、頭ひねって被災者の側の立場から考えられたような、坂氏他の建築家の設計のものや地元の大工のきちんとした一戸建てのものはほとんどテレビの映像として流れないのが不思議でした。


坂氏が手がけた女川の仮設住宅
Container Temporary Housing | Voluntary Architects' Network
japan-architects.com: 【震災復興支援提案】東日本大地震支援プロジェクト by 坂茂: 続報2
Tsunamachi Mita-kai Club (綱町三田会倶楽部)
上記TEDの映像にも出てきます。


里山建築研究所の安藤邦廣氏の手がけたいわき市仮設住宅
http://www.densho-sha.co.jp/topics/?p=3493
この先生は、正倉院の壁から着想を獲た、地元杉材を使った空気の出入りする和式の住宅を、被災地の町民みんなで昔ながらに協力して建てましょうという、地産池沼運動〜つまり疲弊した被災地の経済をまわすことになる〜に近いようなこともしてます。
『夢の扉』で特集された回もありましたな。


他にも検索してもすぐにヒットしないんでなんともいえないのですが、地元の大工に仮設住宅を依頼した町の仮設住宅は、確か木造一戸建てで冬の底冷えや海からの風のことも考えた、小さいながらもきちんとした家の体裁をもったものでしたね。

なんでテレビではただ置いてきたようなプレハブばかり映像素材として使うんでしょうね