サイドカーに犬

すっげぇ面白かった。イライラするけど。


稲村ジェーン自虐の詩も面白かったしすんごい好きなんだけど、やっぱりイライラする。
なぜイライラするのかよくわからない。
古き良き昭和なんてものは、平成を生きる若いやつとか平成を悠々自適で楽に生活してる中流層に片足突っ込んでるような人間が語るだけのもので、私の子供時代はとても良かったとは思えないし、その昭和の子供が根っこにある私にはいまだに現在進行形の中の過去の一部なわけで、そんなもの既に終わったものなかったものと言いきれないから見ないようにしている部分を、わざわざやらなくてもいいのにこんなにクッキリハッキリと切り取って映してくれるありがた迷惑感がイライラする主な理由なのかもしれない。



ちなみに私は『みぎ向け〜右っ』とか『勝ってくるぞと勇ましく…』とか、おんなじ方向向いて破滅に向かう系のほうが好きです。
太平洋戦争モノとか、忠臣蔵とか。
美しいじゃない。
哀しいじゃない。
でもってそれを誰も止められないなんて滑稽じゃないですか。


まあ、つまんないけどね。