死刑台のエレベータ リメイク版

原作は見ていないけど、なんか微妙。


以前読んだ本だか映画での知識なんですけども、フランスは下っ端の警官なんて、日本の戦前戦後時代の地方公務員に似た儲からない人に自慢できるような職業ではなかったはずです。
だから、警官とヤクザが日常の場面で絡む原作が成り立ってるのだと思うのです。
待遇がよくて食いっぱぐれの心配のないバックヤードの太い親方日の丸の元、日々柔剣道で切磋琢磨している日本の警官が、簡単に人生を棒に振るようなやけっぱち行為に走るはずがないのです。
ヤクザに絡むなにかしらの強い動機がほしかったですね。
麻薬に手を出したとか、ヤクザの事務所のガサイレ情報をうっかり漏らしたとかのポカやらかして、署内で村八分状態だったとか。


エレベーターアクションもなんともいえない。
あの当時はシンドラー問題で世間が大騒ぎしていたところなのに、エレベーターはきっちり動くんだよなぁ。


役者さんの演技自体は非常によいと思います。
カメラワークなどはよくわかりません。
クレーンとかレール引いて走らすとかそういうのがなかった時代をリスペクトして動きが少ないようにしてあるのかもしれません。


最後に北川景子さんが超絶可愛かったです。
特にライカを手にしてからの10数分ったらないです。
まるで80年代劇場版アニメのサブヒロイン的な花があります。
さまざまドラマみてますが、この映画のが一番です。