久々にPangyaをプレイする

もとはみんゴル・オンライン版のパクリゲーだったが、プレイ無料アイテム有料のネトゲを模索するうちに独自進化を遂げたゲームだが、今は??


PS2みんゴルってゲームがあった。
デフォルメされた2Dキャラで、実際にある国内外の有名コースを回っていくというゲームだ。
このゲームの出来き云々は他で検索すればもっとくわしいところはたくさんあるので置いとくとして、個人的に最大の不満点はなにかというと、打球モーションに入ったら一回でインパクトをきめなければいけないことでした。
つまり実際に球を打つ前に素振りができないのです。
Pangyaみんゴルに対して決定的に親切だったのは、素振りを許したことです。
実際にインパクトする前に、バーの動きをみてタイミングを計り、練習することができます。
落ち着いて打てる分だけみんゴルよりイライラ感が少ない。
クソゲーに共通していることは、プレイ中イライラが募るってことですから、それを解消してあるだけでもみんゴルより面白かったと思います。


ということで、みんゴルのオンラインが終了してから一時期はまってました。
ご多分に漏れずガチャも3回くらいやりましたよ。
webマネ\3000をローソンで買って。
レアらしいクーのウェディングドレスとか一発で取ってしまって以来二年くらい。
多分あのアイテムは、パチ屋でいうところの仕組まれたビギナーズラックに違いないけど。
俺的にはアリンのが欲しかったけど。
クレカ登録をしなかったあの頃の僕の自制心を褒めてあげたいです。


で久々に遊んでみると、進化してないんだよな。
定期的にガチャでとれるアイテムは提供されるし、ゲーム内ポイントでとれるPPガチャも用意されてるけど基本的に四年前と同じまんまでした。
その四年に何があったかというと、ヤフーアバターアメーバピグで2D箱庭ゲームが台頭し、アバター用アイテム有料販売が極普通になり、ネットユーザーに受け入れられました。
その後、携帯用のソーシャルゲームが作られるようになり、単なる画像をカードと称し、ガチャレア形式で販売するのが極普通になりました。


ゲーム性などどうでもよくなり、プレイヤーの収集欲と自己顕示欲を満たすためのシステムがあれば、それば『ゲーム』って呼んで差し支えないということになったようです。
実際オンラインでユーザーがそれぞれチャットできるならば、ゲームルールなんてユーザーが好きに作って自分たちなりに遊ぶことができればそれが理想です。
ごっこやかくれんぼ、じゃんけんにおままごとができれば、遊んでるには違いないのです。
カードゲームやアメーバピグなどは、ある意味間違っていない進化というかネットに適応した姿かもしれません。


それを考えながらホールを回っていたら、やっぱりこのゲームっていろいろ古いよなぁ、などと思ってしまいました。
振り返ってみると、Pangyaその他の中期のネトゲは、単なるデータに金を払うことが当たり前になるまで、コンシューマゲームから移行させるためのクッション的役割を果たしたのかなあと。


人間って、ドラスティックな変化には拒絶反応をおこすけど、わずかずつの変化は大抵受け入れるようにできてるそうです。
それを考えると見事に策略に引っかかってしまった結果がソーシャルゲームの台頭って現状なのかもしれません。