stm32 value line discovery

秋月電子で\1100でSTM32が載った基板が販売されてる。


USBに繋ぐだけで、あとは無料の開発環境インストールしてお手軽開発ができるんだってさー。
抜き差しいらないし、ST-LINKってヤツでハードウェアデバッグまでサポートだってさー。
そんで\1100!?
安すぎでしょ。
PICもAVRも始めるときにライターを買うか作るかするけど、安くても\2000は飛ぶから、二枚買えるよね。
しかもこれは開発環境から直接アクセスできるスグレモノ。
さあ買えすぐ買え>>俺


PICは内蔵フラッシュ書き換え方式で、ROM焼いたりイレイサーに30分当てなくて便利だなーとかちょっと前まで思ってたのにw
5年くらい毎にホビーのやり方をガラっと変えるような製品がでるな>>マイコン業界。
はーははは_no



でももちろん問題もある。


あくまでこの基板は評価用ってことなので、今後まったく同じ仕様のものが5年とか10年とか継続販売されることはない。
ってことは製作して完成させたものを、二個目三個目、もしくは十数台と、量産までいかないまでもそれなりの数が必要になったとき困るかもしれない。
それに評価基板に搭載されているCPU単品の小売の販売がないようだし、秋月お得意のCPU+2.54mmのICピッチ変換基板のセットもないぞ。
PICとAVRは未だにDIP品が普通に販売されてるから、そこがアマチュア向けの安心材料なんだよなー。


あとは、CPUの性能に応じてやりたいことも変わってくるのも問題にならんかな。

PICマイコンなら、せいぜいキャラクタタイプの1行2行液晶ディスプレイとBeep音をPWMで音声再生ってあたりで落ち着くけど、32bitでこの速度クラスだと携帯電話の液晶ディスプレイ程度のものに表示したいしMP3とかも再生させてみたくなるんじゃないかな。
でも、この評価基板ピンヘッダまで立ってるのに、それに刺さるTFT液晶ディスプレイ*1キットが販売されてない。
aitendoなどで販売されている液晶ディスプレイ単体は、ピン数は多いし、コネクタは狭幅のフレキだし、基板は薄いし、無理やりハンダ付けすると熱で液晶が死ぬし*2で、老眼入ってない若人ならともかくオッサンはもうマジでやってらんねぇんだぜ。


ということで、液晶ディスプレイキット販売してくれってばさ>>共立とかストロベリLinuxさんとか。

*1:出来ればシャープ製

*2:そういや、どこぞで導電性のある接着剤リリースしてたよね。つかってみるか