FM音源ドライバーズサミット

いまさらこれを貼る俺はどうかしている。

PC-88VAを前にいろいろ語ってらっしゃいます。


自分はMSX/PC-98世代*1だし、衝撃を受けた音楽は古代氏のイースだしなんで、そのあたりについてなにか裏話的なことを語って頂きたかったのだが、残念ながらそんな私の一方的な期待とは噛み合わない内容。
X68のOPMについての話題も、98のOPNAについての話題もない。
主に88、たまにX1の話題。


どうも彼らと自分とでは、ゲーム機の世代的に一世代程差がある。
聞いていて解説していることや話題にのぼるハードや音源のことやドライバーについてのことは知識の引き出しがあるから理解はできるんだけど、それを学生の時分にワイワイガヤガヤで友達と楽しくやったというような雰囲気になってこられるとまったくピンとこなくてハァ...って感じのことが多い。
でもZ80ボードでクロス開発のところは面白かったな。


映像をみて、リア中リア高のときにいくら読んでも意味のわからなかった音色パラメータ群が、基本的にPCMとなんら変わらず、どれもこれも時間軸方向に変化する単純な要素の一つに過ぎないと認識できたことが良かった。
当時はとにもかくにも『なんか凄い』ものが作りたくて、どんなことも単純に捉えることができなくて、理解できないままなのに急いで先に進もうとしてもやっぱり出来上がるものは超絶チープで、結果的に絶望して放置逃走…...で諦める、みたいなってたような気がする。
今なら一つ一つパラメータの変化を確認して、メモを取って記録を残すくらいのことはやる。
あの当時よりマシなものができると思う。


しかし何が凄いかって、彼らは10代でソフトハウスに顔をだして仕事しているという事実。
凄い。

*1:X68は、DOS/V移行期にフラフラと手をだしたのと、その頃の私はヒトとしての発情期の真っ只中でありましたので、リア充になるべくバイトしまくりCD買いまくり服買いまくりだったので、ほとんどパソコンつかってて楽しかったという思い出がない