祝!!X68000 EXPERT復活...にはまだ遠い

いまだに安定しない電源の為、不動のままのマイスイーツEXPERT。
そのままにしておくのもどうかと思ったので、先日修理の済んだSUPERの電源を取り付け、動作確認をしました。


バックアップ電池付近。CR2354に交換

なんかリチウム電池の脇に、充電式バッテリ用のハンダ付けパターンがあります。
リチウム電池の方はD203のダイオードを介して流入防止のあと、RTCなどに電気が流れるのに対し、充電式バッテリの方はダイオードをバイパスするカタチでパターンがついているので、充電が可能になってます。
ということはやっぱりどちらでも使える臭い。
充電用のコントロール回路がついてないので、そういうところがおおらかなニッカドじゃないと無理っぽいですけど。
ACEなどで使われているのは寸詰まりタイプのニッカドバッテリ2セル(1.2Vx2)ですから、ラジコンなどの12Vバッテリをバラして二つずつつければ使えそうな感じが....いやめんどいから辞めます。


今回は炊飯器から取り外した(!?)CR2354をハンダ付けしました。

開放電圧3.1Vあったので当分は大丈夫だと思います。自分用として手元におくのでこういう真似ができます。
炊飯器は5年くらいおきに買い換えるので、次の炊飯器のバックアップ電池が電気二重層キャパシタになってなければまた再利用できますw


ちなみに、平成に入ったころの炊飯器は凄いです。
4bitで16ピンとか20ピンの1チップマイコンひとつで、インジケータのLEDや時間表示の7セグLEDボタンスイッチを、ダイオードを上手に使ってバス構造で接続しつつ、内蔵タイマーで時間計測も行いつつの、おそらくソフトウェアPWMで高電圧のスイッチングを行いニクロム線での発熱コントロールをするというような、1チップマイコンの機能を使い果たしたようなある種完璧な回路を、片面のベーク基板でやってます。
RTCユニットや時計用の円筒形クリスタルもついてないので、時計機能もCPUでやってることになります。
1チップマイコン野郎の目標です(嘘)>>炊飯器
最近の炊飯器は、でかい100ピンちかいカスタムチップにLEDやスイッチやブザーなど全てが直結されているので、まったく勉強になりませんが。



肝心のEXPERTは、背面の電源のスイッチ入れたとたん緑LEDが点灯する症状になり、また画面が映りませんでした。マザーも死んでたかー...とか残念な顔をしながら観念しましたが、数分電源を切ったり入れたりしていたら、ほどなく赤LEDにもなるようになり、画面も表示されました。


よく考えたら、何年も使っていない家電製品です。ずっと通電していないし、またメイン基板やCRT用基板にはコンデンサが大量についています。まともに動作しなくて当たり前です。
ということで1時間電源いれたまま通電しっぱなしにしておいてから、一旦背面のスイッチまで切り、また通電ののちにおもむろにグラディウスを突っ込むと問題なくメタリオンは発進しました。
サウンドのほうもおかげさまで問題ないようでノイズも載ってません。
FDDは分解してグリスアップしようとおもいましたが、分解したところ、グリスに油分が残っているし硬化していないので埃を飛ばして終わりました。
電源のみ残念な感じだったようです。
当たりです。らっきー。ヤフオクで送料込み\2500でした。



下部基板

ジョイスティック用の8255と、FM音源IC二個が見えます。
タンタルコンデンサらしきものがたくさんついているのが時代を感じさせます。いまだったらまず使われません>>タンタルコン


ジョイスティック用ICでかすぎるだろ..常識的に考えて。FM音源にも8bitポート2つついてるんだから、そっち使ってコストダウンしろよな、これだからバブル設計は....とか思ったのはヒミツです。
FM音源外してUSB接続のFM音源つくりてーーー。
つうかPC98用CバスOPM二個搭載ボードつくりてーーー。