ステレオ・イヤホンのケーブルを取り換えた
経年劣化で固くなった、iRiverプリズム付属ステレオ・イヤホンのコードを、SONYのやつにチェンジしてみた
紆余曲折を得て愛用品に昇格した、iRiverプリズムの付属の、ゼンハイザーMX400のOEM版イヤホン*1。
そんなイヤホンも製造から12年以上たつと、経年劣化でケーブルが固くなり、ちょっとした瞬間にポキっと折れること数回。
そのたびにセメダインのスーパーXとかいう硬化まで48時間もかかるゴム系接着剤でなんとか対処してきたが、今度はケーブルの被覆だけではなく、中身の銅線まで切れやがった。
さすがに限界か...買い換えちゃうかよ....と思ったものの、音質がとてもよくて非常に気に入ってるので、意を決してイヤホンのケーブルを交換してみた。
交換に使ったものは、壊れたSONYのオープンイヤーの簡易カップ型のヘッドフォン*2から切り取って、ジャンク箱に突っ込んでおいたケーブル。これまた12年くらい前のやつ。14年かな??
こっちは全然柔らかくて別段なんら問題がない。
問題らしい問題といえば、古いケーブルにありがちな白い粉吹きというかカビが付着していたことくらいだけど、そんなもん濡らしたティッシュで数回しごいてとればいいだけの話だ。
で、交換してみたんだけど、面倒くさいので詳細は割愛。
イヤホンを壊さないように分解して、スピーカーに相当する部分*3を取り出し、半田ゴテで素早くケーブルを取り外し、替えのケーブルの被覆を剥いて極細の銅線がばらけないように取り出し、その銅線をスピーカ相当にこれまた素早くはんだ付けし、イヤホンのプラスチックのカバーを壊さないように組みなおすだけ。
とくに問題もなく完成。
書くと一行だけど、実際にやってみると2時間くらいかかる。
不器用なのと、老顔が若干始まってきたので近視用の眼鏡着用だとはんだ付けがむつかしくなってきたんで、裸眼でやるわけだけど、視力0.05くらいの裸眼だとそれくらいかかる。
なお素早くやる理由は、スピーカのコーン紙に相当する部分のフィルムが熱で溶けないようにする為で、熱が鉄部分に伝わる前に仕上げる必要があるからです。
なお、修理してから数日使ってみて、問題がなければ分解したイヤホンのプラスチック部分を適切なボンドで接着というかコーキングし、音漏れを防止を施して完了です。
当然手持ちのゴム系の接着剤であることの、セメダインのスーパーXのブラックを使います。
でもって交換したあとの気になる音質は.....
悪くなった_no
若干音量が減り、そのおかげがわずかに曇った印象になったように思える。
以前あった太い中低音がスポイルされて、キンキンシャリシャリ系にわずかにシフトした感じ。
他にクロストークが極めて悪い。
試しにプレイヤーの左右バランスを調整し、LだけRだけ再生させてみても、反対側の方から結構音が聞こえやがんの*4。
工作作業でミスはないので、完全にケーブルの銅線の質や太さ、ケーブルのヘッドフォンジャック側の処理の違いでこれだけの差がでているのだろうと思われます。
まさかのケーブルの違いで音が変わるってことを、ここで痛烈に実感する羽目に...。
マジすか.....。
SONYあんなにカッチョイイドラキュラ風味のCM作っといてこのザマのケーブルかよ。
そういやこのケーブル使ってたヘッドフォンも音悪かったよなー。
当時はそれが普通だと思ってたけど。
大嘘つきました。
正確には、右の音量が減って、左が増えていました。
つまり右と左のユニットを間違えたということです。
私は、主に右の耳で音楽を聴いてるようなので、右耳から入ってくる音を満足する音量にすると、MP3プレイヤーの音量メモリが上がってしまいます。
それで音量が下がってしまったとがっくり来てただけでした。
これをなおすまでは音質の評価はできないなー。
でもこれ以上手を付けるとまた痛みそうだし。
どうすっかな。