図書館戦争

二作目の公開前ってことで、テコ入れ目的で放映されてましたので、感想というかつぶやきというかなんていうか。



TBS系列のドラマは、すんごくディティールやアクション、執行行動の手続きに凝るので、アニメや軍モノ好きのわたし的には割合好評なのです。
ですが、この作品はどうにもつまらんかった。


主要キャストの4名はもともと好印象だし、指令役の石坂他も好感触がある人たちで、キャストが嫌いだから作品も嫌いってこともありません。
アクションシーンはまったくもって文句なし。
主役級は全員きっちり訓練したのが、素晴らしいものでした。
登場するメカや重火器もなかなか頑張ってた。
ヘリなんても先日の鬼怒川の氾濫で大活躍していたUHが、きちんと増槽つけて登場して日本映画もやれるところまではやるぜってやる気が伝わってきていいのでした。


しかし、どうにもこうにも、つまらん。



アニメやコミック的恋愛模様がちょっと実写映画と噛み合ってないのかもしれないけど。
大体恋愛話なんて、誰が誰に対して目線飛ばしすぎとか、いちいちつっかかってくるとか、すぐ隣に座るとかそんなもんで大体布石になるというか、このキャラクターはこうこうだよっていうサインになると思うんです。
実写ならさ。
でも先立ってアニメ放送が行われたせいか、アニメ的なツンデレ恋愛模様をもちこんでしまったような感がある。
別にそれが悪いとはまったく思わないのだけど、非モテ非モテというか恋愛サイン不感症になってる連中でも理解できるようなくらいの、強烈な解りやすい記号的サインに近い発言をキャラクターにさせるのは、いくらなんでも視聴者をバカにしすぎなんではないかとおもっちゃったわけ。


他には、作品世界の説明が足りなかったかもしれない。
冒頭15分くらいで、世界観の説明や対立組織の説明はなされるけども、その組織が社会にどんだけ受け入れられてるかとか、具体的にどういう役にたってるかとか、国民や市民からみて具体性のある活躍がいまいち見えない。
警察や消防ならこう、医療組織ならこうこうっていう、視聴者からみてわかりやすい存在として認識できる描写を持ち込む努力をするべきだったと思う。



そんな感じかなぁ。
アニメ視聴してないので、なんともいえない。



ただ一言いえるのは、日本映画でも自衛隊/軍隊系列の装備を持ち込んだり、ヘリを飛ばしたりは今現在でもなんとかやれるってこと。
素晴らしいことです。