スティーブン・セガール主演『イントゥ・ザ・サン』

昨年末に録画した奴をようやく消化


日本のそれも東京が舞台のセガール映画。
糞映画!!!と言いたいのだけども、なぜかどのカットどのシーンにも妙なこだわりというか、日本という土地柄や、多国籍人種が集うような首都東京に対する思いというか愛着みたいなものを、映像からヒシヒシと感じる。
ハリウッド映画でヤクザや日本文化を導入した奴は、ほぼ確実にアメリカナイズされているか中華/韓国系とごっちゃになってるか不理解もはなはだしい感じで仕上がるのに、この映画はきちんと日本の風俗や文化をリスペクトしてると思う。
さすがに敵役はいつものセガール映画同様めちゃくちゃで、極道モノのかけらもないし、殺陣のシーンはヤクザ映画というよりは香港映画みたいだったが、それでもなんか許せます。
いろいろ突っ込みどころはあるもののおおむね間違ってないのだ。
それだけでもいままで見たことがないB級作品である。



見終わって、あとから冷静に振り返ると、やっぱりなんか違うしめちゃくちゃなのに、なぜか時間返せよとか思わない。
わりと面白かったと思うのです。