ゲーム機作りたいよなぁ

若かりしころパソコンゲームに人生の大切な時期を費やした人間なら誰しも思う、例のネタです。


私が若いころはi386sxベースのプロセッサのパソコン、PC-98/FM-TOWNSそしてAT機が、どうにか手に入る価格帯で販売されてました。
X68はハイパーかっちょいい孤高の存在でしたが、家電店のデモ机の下から抜いてきたパンフレットには、超高価そうなツタンカーメンの金とエメラルドのマスクがドカンと映っていて、その時点で手が届かない感満載*1で諦めたわけであり、MC68000プロセッサは遠い存在でありました。
ですので80386SXは腐れintelのプロセッサながらも結構好きなプロセッサだったりします。
386といいつつも過去のソフトウェア資産を利用するため、若干高速/大容量内蔵メモリの80286として利用されたわけで、動作中の99%は16bitコードが走る16bitプロセッサでした。
32bitだと信じて買ったあの頃が懐かしいです。


ということで、今でも手元にあるこれらのマシンからCPUとメモリとFM音源LSIをヒートガンで引っ剥がし、200pinくらいあるBGAFPGAの隣にくっつけて、S端子/コンポジット出力のマザーボードを作ってみたい。
FPGAの中では1ワードが1ドットに対応する、垂直型のフレームバッファを二枚、いわゆるスプライト面が一枚、BG面が二枚的なものを作ってみたい。
でもってケースはRolandの音源と同じサイズに収めて、上にSC-55mk2を載せてFM+MIDIのアレがやりたい!!


などと白昼夢に浸るのですが、10分くらいでピークを迎えて冷静になる。


技術力がないのはもちろん基板作るまでに必要なコストや機材もない。
そもそも、ゲーム機なんてユーザーを楽しませるための道具なんだから、多数の人間にいきわたって更に日常的に使ってもらわないと発展するわきゃない。
コンテンツを作るにしても、ハード屋が片手間で作ったゲームってのは、どうしようもないくらいへんてこな方向向いてしまうか、昭和の女の子然としたキャラ満載のものになりがちなわけで、それを脱却するには異文化で育ってきたような人たちに頭下げて作ってもらうしかない。



っていうかPS4AMDのAPUアーティクチャ採用したし、結構前からコナミの麻雀コンソールやセガのカード自販機はVIAのEPIAシリーズのマザーボードをそのまんまつかってたりと、出来合いのもので満足に動くものを作るような方向性なのに、いまだに独自規格の基板を自作とかww
意味なし。ですわ。


と妄想はぐるぐるまわって、結局やらない*2というところに落ち着くのです。

でも1チップMSXとか作っちゃった人いるんだよね

すげぇよなぁ。本気で作っちゃうんだもんな。

*1:実際本体価格約45万のモニタの価格が約10万で、EPSONの互換機+三菱のモニタの倍額でした

*2:いややれないんだけどね