メモリ128MBの古いノートPCをblogくらいかけるようにしてみた

先日、Win98時代の電子工作用ソフトのbschとpcbe専用になっていた、素のPC-PJ2-S3のバックスペースキーが吹き飛んだので、液晶が生きているジャンクのPC-PJ2-X4を購入してみた。


シャープのブラックTFTXGA液晶と、増設メモリ64MB*1が手に入ったので、分解してPJ2-S3に移設したついでにWinXPをインストールしてみた。


この時代のPCを、現代でもなんとか使う場合OSの選択は以下のようになる。
・Win98SE/ME(セキュリティの面で問題があるのでTCP/IP経由のネットワーク機能は使わない)
Linux/BlackBox(基本的にCUIで、ブラウザ使うときのみGUIを使う。ネットワークあり)
メモリ64MBの時はこれが使用上の限界でした。


これが64MB足して倍の128MBになると、なんとかWinXP SP3がそれなりに常用できる程度に動くようになる。
Linuxの方が軽いぜ!!というような方もおられるとおもいますが、Linuxの場合ツールキット(GUIAPI)がメジャーなとこでもGtkとかGtk+とかQtとかがあり、どれか一つのツールキットのみ使うように意識して調べてGUIアプリを選択していかないと、いちいち起動の度にすさまじいディスクアクセスが発生するので、実際のところ重すぎてつかいものにならない*2
同じことをやろうとする場合、LinuxはいちいちAPIやらライブラリが動的になってるので、WinXP以上にメモリを要求する。
その点ツールキットがOSに食い込んでるWindows系は、最低要件のメモリを載せればなんとか動く。XPさん凄い。
もちろんさまざまな高速化とディスク容量の削減もおこなっての上でですが。
4Gamersのネットブック用のXPチューンは特に参考になった。
もとい、この記事がなければムラムラとしなかったと思うので、多分やらなかったのではないかと思う。


ということでこの記事は再生した11年前のノートPCでXP(SP3)のgoogle Chromeから書いている。
SVGAではページの観覧でしかつかえなかったものも、XGAでは編集までやれそうな気分になる。
XPが入った事でMicroChipのMPLaboの最新版もまあなんとか使えるようになるはず。
起動は重いけどPICマイコンのコード編集くらいは、古いPCでも問題なくできる。


外部メモリを増設できて、それがOSから利用できるようになれば、古いPCでももう少し快適になりそうなんだけどな。
PCMCIA用にwi-fiカード+512MBのメモリとか。
SWAPファイルやパーティションに外部メモリを割り当てられるようになるだけでも、速度が段違いになるはずなのだけど、結局どこからも発売されなかった。


あとは、古いPC用に極端にメモリ消費を抑えたライブラリ群で構成されたLinuxシステム、つまりandroidOSみたいなのを整備してくれるとこがあらわれれば、ゴミが生き返るかもしれないですね。

実用圏内のスピードまでになった

ブラウザをK-Melonに、pdfリーダをFoxitに変更した。
また余計なサービスを軒並み停止した*3
そしてスワップファイルを512MBで固定*4した。


K-Melonは、いまどきWinAPIべったりのブラウザで、他のブラウザであれば複数OSでも同じブラウザが動くようなブラウザ内部の独自APIとでもいうべきベースコードがない分、メモリの消費量が非常に少ない。
ChromeFirefoxと比較して、目に見えてディスクスワップが減る。
非常に快適になった。
ただJavaScriptの実行性能が遅く、基本的に待たされる。
しかしこの弱点よりは、スワップがおきないほうが快適なのはいうまでもない。


Foxitは、マルチOS展開をしている非Adobe製のPDFリーダ。
異様にファイルサイズが小さく、そのためadobeより起動が確実に速い。実に軽く感じる。
二年くらい前はいまいち表示がおかしかったので、諦めてノートPCではPDFファイルを開かないようにしていたが、昨日最新のやつを試したら、東芝トランジスタのpdf程度は完璧に見られるように改善されていた。
迷わずインストール。


他にノートPCにおけるWinXPの特筆すべき点として、バッテリやAPM/ACPIの制御においていまだにLinuxディストリより優れていると言わざるを得ないことがある。
OSインストール後、画面のプロパティから電源タブを開いて、休止状態のボックスをちょこちょこクリックして設定するだけで、液晶画面を閉じればスタンバイで電源ボタン押せば休止状態になる。
また起動や復帰もLinuxより早い。


総合的にPuppyLinuxより快適にできた。
いいじゃん。
ゲームも動くしね。
古いエロゲの体験版とか。


あとは軽量でOfficeのファイルが開けるオフィススイートがあればいいんだけど…。

いままで放置していたDropboxにも手をだしてみた

PJ2は古いノートなのでHDDが6GBしかない。
このうちWinXP領域は4GBで、残り2GBはdebian領域である。
OSのみでカツカツ*5なので、ほかにストレージが必要になる。


外付けUSBドライブにPS3に入っていた120GBのHDDや、debian(etch)つっこんだLANDISKもあるけど、ノートPCにケーブルつないでつかうなんてlainみたいでナンセンスだし、LANDISKはいまいちセキュリティに不安があるのであんまり電源いれてない。
USBメモリはノートより出っ張るし、USB1.1経由なので書き込みが遅すぎる。
ということで、いままでなんか避けて通ってきたDropboxを何も考えずにインストールしてみた。


やっぱり起動が若干遅くなるが、使える。
いちいちPCの電源をおとさずに、休止状態でつかってる分にはあまり体感で遅くなったことを感じないからいれておこう。


2GB手に入ったぞ!!.....というふうに考えていいのだろうか(汗


あと、ブラウザのプロキシをプロバイダのプロキシに設定した。
メモリの少ないPCでは、2chまとめサイトのように、糞どうでもいい画像やスクリプトが満載のページで若干表示速度が早くなる。
プロバイダのプロキシ用マシンがHDDキャッシュに先読みしてくれるからでしょうか?

低消費メモリのエディタを導入してみた

テキストエディタとしてTinyEdit(te.exe)、CSVエディタ/簡易表計算ソフトとしてCSVedをインストールした。


TinyEditはメモ帳の置き換えを目的とした10Kバイト程度のテキストファイル用のエディタとしては、おそらく最軽量/最省メモリのもの。
フルアセンブラで作成されており、ファイルサイズがわずか17Kしかない。
実行しても、メモリをわずか3MB〜5MBしか消費しない。
ただし問題点として日本語の表示ができない。
コードを書く方面の方は特に問題がない場合が大多数だと思うが、そうじゃない日本語で飯くってる人は他のエディタを使えばよいと思います。


CSVedはそれなりに重いが、それでもExcelよりはるかに軽い。
そしてCSVファイルしか扱えないが、自分が使うような表はCSVファイルで用が足りる程度の情報量なので、やはり特に問題はない。

超高速ファイル検索ソフトをインストール

Windows標準のファイル検索も結構わるくないのですが、それよりも圧倒的に速い検索ソフトもあります。


"Everything"というファイル検索ソフトがあります。
何もいわずに黙って入れてください。


軽自動車とジェット機くらい検索スピードに差があります。
またこれを入れることで、ドライブのプロパティの設定項目にある、ファイルのインデックスを作成するをオフにすることができ、若干の容量確保と空き時間の余計な動作の抑制になります。

WindowsTimeサービス、Updateサービスを停止した

ntpでの自動時刻あわせ、WinXPの自動Updateにかかわるサービスを停止させた。


タスクバーの時計をクリックしてからのntpの時刻あわせもできなくなるが、桜時計で代用できる。
そもそもサーバ機として使うわけじゃないので、1分5分程度の時刻のずれなど関係ない。


WinXPのUpdateは問題がありそうだが、メモリ128MBのマシンで勝手にバックグラウンドダウンロードをやられると、スワップが発生して他の作業がろくに出来なくなるので止める。
週一くらいの間隔で、時計の時刻あわせとともに手動でUpdateすればいいよい。


これで若干メモリの空きを稼げた。

メモリ最適化(デフラグ)ツールの導入

Win98時代はやたらと流行ったメモリデフラグ(コンパクション)ツール
として、BeMemを導入した。


WinXP時代に効果がでるものなのか疑問だったが、K-melonでブラウズ中に一生懸命働いてメモリを確保してくれるようで、タブ5つくらいまで同時に開いてもスワップの発生が少なくなったように感じられる。


だまされてるのかもしれない。
なくてもとくに困らないので必要ないと思います。

デスクトップでの省メモリ化

デスクトップアイコンをマイコンピュータ以外消した。
また画面のデザインで、フォントを"MS UI gothic 9pt"から"Terminal 10pt"に変更した。


最近のマシンではまったく問題ないが、古いマシン、とくにメモリが足りなくてスワップが発生するようなマシンでは、実行中のアプリを最小化してデスクトップを表示させるようなシーンでアイコンを表示させる処理でもたつく。
この時、大抵スワップを発生させるが、アイコンが少なければスワップの抑制になる。ちなみに壁紙表示させてるとやっぱりスワップが発生するので設定しない。
マイコンピュータのアイコンも、レジストリを設定することで消すことができるが、一般アプリの「保存」や「開く」の処理でも、マイコンピュータが出てこなくなり、ドライブの選択ができなくなるので止めといたほうが吉。


フォントの変更は、"MS UI gothic 9pt"よりは"Terminal 10pt"の方がメモリを喰わないらしい。
ここは自分で調べたわけではなく、他のblogの人の設定をそのままパクっただけなのでなんともいえない。


あと、上記の処理をするまえにLunaStyle(Themes サービス)を停止させて、WinNTみたいなクラシックなデスクトップにしておかないと意味がないです。

HDDの不要ファイルの掃除をクリック一発で行う

古いPCのHDDの容量は今やSDカード以下になってしまいました。いらないファイルは消して容量確保します。


"Wise disk creaner"と"窓の手"の二大クリーナを利用して、不要なファイルを削除します。
Wiseの方は最近メジャーになったされたソフトで、クリーナー機能に特化しています。
ブラウザやエクスプローラ等が作る履歴や、OSの検索履歴ともどもボタン一発で綺麗に削除できます。
対して窓の手の方はWin95からの定番ソフトで、クリーナー機能に止まらず様々なシステム設定にも使えます。

どちらも非常に軽く、また動作もはやいです。
両方いれましょう。


なおWiseにはレジストリクリーナなどもありますが、レジストリの最適化はおすすめしません。
有名なツールをつかっていても、音がでなくなったことやUSBドライバのデータベースが壊れたりの経験があり、その場合は大抵クリーンインストール大会になります。
どうしてもと言う場合はレジストリのバックアップ前提で使います。

手動でも地味にファイルを消して容量を稼ぐ

まだまだクリックされない壁の染みみたいなファイルはゴマンとあります。邪魔なので消します。

マイドキュメント以下の共有フォルダに入ってる、変な画像やわけの分からん音楽ファイルを消します。

消してもまったく問題ないので躊躇なく消してください。

壁紙とスクリーンセーバも必要ないので消します。

壁紙はメモリ確保の為に設定しないわけだし、スクリーンセーバは電力タブで画面を消す設定にすれば代替になります。
"C:\Windows\"以下に壁紙の*.jpg、*.gifファイル、スクリーンセーバの*.scrファイルが存在しているので、検索して削除します。
壁紙は普通に削除できますが、スクリーンセーバは一旦セーフモードで起動して削除する必要があります。
面倒な場合は壁紙だけでもいいと思います。

ダウンロードしたフリーウェアに入ってるテキストドキュメントも削除します。

readme.txtや1st.docや、最初に読め.txtなどです。
他には更新履歴.txtも必要ありません。
本当はよくないらしいのですが、GNUのライセンス表記も必要ありません。こいつは何の役にも立たない16KB弱のテキストでNTFSの場合4クラスタも喰ってます。
他に日本人作者の場合は英語のreadmeが同梱されてる場合もあり、これも削除できます。

Windows7 64bit対応アプリの場合、64bit用ファイルも必要ありません。

ファイルに"64"ってついてるものは削除しても問題ないです。
古いPCは32bitですから走りません。

F1キーを押したときに表示される*.hlpや*.chmなどヘルプファイルも不要ならば削除します。

新しく導入したまだ慣れていないツールなら必要だと思いますが、もう何年も使ってる定番ソフトのヘルプファイルなんて年に何回みるでしょうか?
多分0回だと思います。必要ないですね。

多言語対応アプリの他の言語ファイルも消します。

インストーラ付きのアプリクラスになりますが、全世界向けで多言語にローカライズされているものは、複数の言語に対応したファイルが用意されています。
デフォルト/英語と日本語のファイル以外は不要なので消します。
どれがどれだか分からない人はやらないでほっときましょう。

非純正デフラグツールで、起動を高速化してみる

WinXPデフラグでもそこそこ効果がありますが、どうせやるならもっと優れたツールを使ってデフラグをかけてみます。


パソコンを使っていると、日々様々なデータを書き変わるので、HDDの中のデータの並びに断片化が起きます。
それをファイルのデータ格納順に綺麗に並べ直して、HDDのヘッドのついているアームの動作、つまりシークの回数を減らすために行うのがデフラグ作業です。
WinXPデフラグはどうもデータファイルに対してのみ効果があるような感じです。
またスワップ処理で使うファイルや、休止状態で使うメモリの内容をそのまま保存するハイバネーション用のファイルに対しては、デフラグが行われません。


ということで"UltimateDefrag"を使ってデフラグしてみます。
上記のファイルともども完全にデフラグが行われるし、ディレクトリエントリなど頻繁にアクセスが行われるデータ領域は、アクセスの速いHDDの円盤の外周に配置されるようです。
古いHDDほど起動が早くなるのでやる価値はあります。


最後にお約束ですが、SDカードやUSBメモリCFカードSSDなど、いわゆる半導体フラッシュメモリバイスに対してのデフラグは、ゼッタイに行わないでください。
一瞬で寿命になります。

K-Melonの設定を若干変更してみた

オプション設定で、メモリキャッシュをOFF、ディスクキャッシュを256MB程度に設定した。JavaScriptも基本OFFにした。


K-Melonのメモリキャッシュは、画像データを展開してメモリ上に用意しておくようなものではなく、単にファイルそのものをメモリに保持しておくような仕様なのでoff。
onにしておくとスワップの発生が早くなるので結果遅くなる。


JavaScriptは、常にonにしておくと実行の度にメモリを消費するので遅くなる。
それにK-melonのJSはChromeより絶対的に遅いようだ。
入力をとなわない大抵のページでは、スクリプトは広告を表示させるために使われているのでoffでもかまわない。
F7キーでon/offできるので、必要なページでF7おしてF5でリロードすればよい。


同様に画像表示もF9キーでon/offできる。

K-Melon以外の軽いブラウザDonutLも利用してみた

IEブラウザエンジンをのっとる形の超軽量ブラウザということなので使ってみた。


確かに起動は早いが、タブを複数開いていくと、とたんに重くなるのがK-melonとの違い。
K-melonでまともに表示されるページも崩れたりする。
一応もう少しつかってから、結論を出そうと思う。

結論でました

WinXP(SP3)でインストールされるIEは、IE6です。
DonutLは、IEの描画エンジンを利用することで動作しています。


で、いろいろ調べていくうちに、IE6の描画エンジンはいろいろ問題があり、Webサイト管理者はIE6を使って欲しくないようです*6
IE7にUpdateすると問題は解決しますが、IE7はメモリが1GBあるメインマシンでも恐ろしく重いブラウザなので、古いノートPCでは事実上使い物になりません。
ということでGeckoエンジンのK-Melonを使いましょう。


Windowsキーのショートカットを積極的に使ってみた

CtrlとAltキーの間にある、盲腸Windowsキーを使ってみることにした。


"Win+E"でエクスプローラが、"Win+D"でデスクトップが表示される。
また当たり前だがWinキーを押すとスタートメニューが表示される。
ということでOrchisのような外部ランチャに頼らず、スタートメニューを整理整頓しなおすことで、Winキー押してカーソルちょんちょんでソフト起動と、若干便利に使えている…かもしれない。


ノートPCではタッチパッドを使うので、デスクトップPCでのマウスのようなダブルクリック型のランチャよりは、ホットキー起動型のランチャの方が押した時のダイレクト感があるので、どうせならOSの基本ランチャを見直してみようと思いました。


外部ランチャを使わないので、当然その分のメモリ消費もないので省メモリになります。

起動音やエラー時の音を再生させない

Windowsは基本的に音がなるOSですが、音を止めてしまいます。


作業中のエラーや、メーラでのメッセージ到着時の音も、HDDに格納されたwavファイルを読みこんで再生させるという処理が必要です。
beep音でもかまわない程度の短い効果音でも、それを再生させるためにはディスクアクセスを発生させ、それなりのメモリを確保し、そしてCPUパワーを消費します。実に無駄です*7


ということで"コンパネ"->"サウンドとオーディオデバイス"を開き、"サウンド"のタブで"サウンドなし"を設定します。
これで音が鳴らなくなります。音声再生に伴う処理がなくなるので、若干軽くなります。

サウンドタブに表示されている音声ファイルはもう使わないので消してしまってもかまいません。
"C:\Windows\"から検索すれば、格納されてる場所が出てくるので、そのフォルダのwavファイルはまとめて消してしまいしまょう。


ゲームやmp3の再生もしないというならば、BIOS設定で音声デバイスをDisableしてしまうのもいいと思います。

Wi-FiのWPA設定を、メーカー製ツールから、OS標準の"Windows Wireless Zero Configuration"に変更した

何を言ってるんだ?と思われる方も多いでしょうが、タイトルどおりです。


古いPCでは、無線LANを使用するために、社外PCカード/USB接続のWi-Fiアダプタを接続する必要があります。
このドライバをインストールすると、十中八九、簡単設定など称したアクセスポイント/セキュリティ設定用アプリケーションが組み込まれます。
うちのやつはI/O-Dataのものなので、"クイックコネクトNEO"というやつです。
確かにWinXP標準のものよりは、タスクバーにアイコンとしてある分だけアクセスしやすいですが、これが起動していると4〜5MBのメモリを消費します。


ということで"zero conf.."の方にWPAの設定をし、"クイックコネクトNEO"と同等のソフトを、自動起動しないように設定します。
接続を変更するときや、何か不具合が生じたときに面倒なので、アンインストールはしないほうがいいと思います。


アンインストール時に"ドライバを残し、アプリケーションのみ削除する"チェックボックスを選べば、アンインストールしても問題ありません。もしくは最初からドライバのみインストールするほうがスマートかもしれません。

タスクバーの時計表示を消す

ごくごくわずかですが、CPUパワーとメモリの消費量を削減できます。


時計は、壁にかかってたり、テレビに映っていたり、携帯に表示されてたりします。パソコン上で表示されなくても問題ないです。

ネットワーク共有で利用されるサービスを手動にする

Windowsのネットワーク共有で利用する、Computer Browser, Server, Workstationのサービスを、"手動"にした。


ネットワーク上の共有フォルダ(NAS含む)は、四六時中使っているわけではないので、利用するときのみこれらサービスを開始する。
なお、サービスは三種あるが、ネットワークフォルダのアドレスがわかっていて直にアドレスを設定できるのならば、Server, Workstationの二つが起動していればよい。


いちいち管理画面から起動するのは面倒くさいので、WSHのスクリプトを利用すればよい。

小型アプリをUSBメモリにまとめた

フリーウェアと称されている小型アプリの大半を、USBメモリのフォルダにまとめた。


サイトからダウンロードする時、ZIPやLZH形式で提供されるフリーウェアは、大半が何処においてもよい形式になっている。
インストールは単に解凍してショートカットでリンク張るだけ、アンインストールは、レジストリを使用していないので、解凍して出来たフォルダを丸ごと削除するだけ。
つまり、DOS時代のように、PC利用者が好きなディレクトリに設置して使うことができる。
ならば、上記を満たすフリーウェア群をUSBメモリにおけば、起動時にディスクアクセスは発生しないのでHDDのシーク抑制になり静かになるのでは?と思ってやってみた。
特に小メモリのノートPCでは、アプリの起動のためのロードやDLLの読み込み処理と、物理メモリを確保するためのHDDへの追い出しであるスワップ処理とが同時に行われることが多いため、HDDのシークが何度も発生し結果として起動が遅くなるが、それを若干緩和できる…かもしれない。


ただ問題もあり、あまりに古いマシンのUSBポートはUSB1.0仕様なので、読み込み速度も実質1Mbps弱が関の山で、めちゃくちゃ遅いです。
それでも、そのUSBメモリからの低速転送よりも、HDDが暴れるほうが最終的な速度*8は落ちるわけで、どっちをとるかは利用者の考え次第であります。
起動時の速度や静穏性よりも、ノートPCとメインのデスクトップ環境で、同じフリーウェアと作業データを使えることを一番の利点と考え、状況に応じて柔軟に設置していったほうがいいかもしれません。


参考までに、電子工作関係のフリーウェアや、JWCADなどのCADソフトは、速度的にもまったく問題ないです。
X68エミュレータなどは、仮想ドライブもUSBメモリ上に構築して運用しても、特に不満を感じません*9
USBなどフラッシュメモリバイスは、書き込みよりも読み込みの方が圧倒的に高速なので、頻繁に更新されることのないアプリを置くのは、実は理にかなったことだと思います。


余計なお世話ですが、注意点として小型で破損しにくいUSBメモリを選んで使うことをお勧めします。
ノートPCからの出っ張りがわずか5mmのUSBメモリや、ノートPCにすっぽり隠れてしまう本体内蔵型のSDカードスロットなどを使うといいと思います。
フリーウェアをまとめて設置したUSBメモリを破損*10させると、運用上致命的なことになります。

ブラウザのキャッシュをUSBメモリのフォルダにしてみた

軽量ブラウザK-Melonのキャッシュフォルダを、USBメモリ上のフォルダに設定した。


リンクをクリックするたびに発生していたHDDのガリガリ音が、大幅に減りだいぶ快適になった。
しかし、画像が多いページや、オークションサイトなどページ内容が頻繁に更新されるページでは、逆に重くなります。
画像が多いページはキャッシュ量が増えるのと、USBメモリは書き込みが遅いことの、ダブルパンチのせいです。


文字ベースのblogはまったく問題ないですし、画像メインのサイトでも普段巡回するところならば、一旦キャッシュに取り込んでしまえばあとは追加された画像数枚をキャッシュするだけなので、たいして重くは感じません。


止めました。ノートPCで上蓋を閉じた時にスタンバイにするような使い方で、そのまま電源ケーブルをひっこぬきバッテリを空にしてしまうと、高確率でUSBメモリに書き込めなくなります*11

USBメモリファイルシステムexFATに変更した

USBメモリで一般的に利用されるFAT/FAT32よりも書き込みが高速になります。


WindowsVistaから導入されたUSBフラッシュメモリファイルシステムexFATを導入してみました。
WinXPで利用するためには、更新プログラムのインストールが必要になるので、 Microsoftから"Windows XP 用の更新プログラム (KB955704)"をダウンロードしてインストールしてください。


使用感ですが、たとえばブラウザからネット上のファイルを、USBメモリに直接ダウンロードする場合に、倍近く速度が向上しました。
HDDへだと365KB/s*12のところが、FAT32USBメモリだと80〜100KB/s。それがexFATにするだけで180KB/s〜220KB/sまで大幅にアップしました。
ただしUSB2.0を搭載したメインPCでは、どれを使っても365KB/sでダウンロードできたので、PJ2のようにUSB1.0を使う古いマザーでハードウェア的な足かせがあるマシンで効果があるのだと思います。
最近あまりみませんが、ソフトウェアでハードの性能が向上する典型的な例です。


問題点としては、WindowsXP/VISTA/7やあたらしめのLinuxディストリビューションでないと認識できないことです。
PS3やLANDISKなど対応していないlinuxシステムが大半だと思うので、音声や動画データなどのやり取り用には別のFAT32フォーマットのUSBメモリを使い、exFATUSBメモリはノートPCにつけっぱなしにするものに使うなど使い分けを考えたほうがいいです。

GoogleProxyを使って、PC用サイトの表示を携帯電話用に変換する

携帯電話用のサイトのように、文字だけ表示することでWebブラウジングが軽くなります。


GoogleProxyは、PC用のサイトから画像やJavaScriptFlashの広告などをカットして、携帯電話のそれもいわゆるガラケー向けに変換してくれるサービスです。
典型的なガラケーサイトの表示になるので、文字とリンクの表示になり非常に軽くなります。
画像はリンクが表示されるので、見たい画像のみピンポイントでクリックすればよく、かなり快適になります。
広告は一部残るようです。googleは広告主は大切みたいですね。


使い方は以下のアドレスの『』で囲んだ部分に、見たいサイトのアドレスを入れるだけです。
http://google.co.jp/gwt/n?u=『見たいサイトのアドレス』&_gwt_noimg=1


例えばYahooであれば
Yahooノーマル
Yahoo携帯用


PC用の画像や広告の大量にあるサイトは、メモリの少ないPCにとってはただ表示するだけでも負担になります。いちいちブラウザキャッシュとして画像データやスクリプトなどをHDDに書き込むたびにガリガリと煩くそして重くなります。
メモリの少ないPCでは非常に有効なサービスです。是非利用しましょう。

ヘンテコな接続を遮断する

世界最大の巨大広告代理店にクラスチェンジしたgoogleは日夜ヘンテコな接続を試みます。それを遮断してしまいます。


1e100.netっていうドメインをご存知でしょうか?
google.comがグーグルの表玄関だとしたら、1e100.netは出入りの業者の入り口ってところでしょうか。


グーグルを含む大半のネットサービスは他人の金で相撲とってます。
要するに広告代理業でなりたっているのです。
ということでユーザのアクセス傾向を把握して、ユーザごとに最適となる広告を表示する必要があり、その為のデータ取得で接続されるのが上記1e100.netらしいです。
ブラウザで適当にニュースサイト等googleとは関係ないように思えるサイトをはしごしてみてから、おもむろにコマンドラインから"netstat -a"を実行してみましょう。
ワラワラとでてくるはずです。
これが1本や2本の接続ならば、まあ見て見ぬ振りをしても問題ないのですが、8本10本は当たり前です。
古い重いメモリのないPCにとっては、不要な接続は勘弁してほしいところです。


ということで、これを遮断するわけですが、これは様々方法があります。
古いPC的には、余計なソフトを入れるのは避けたいところなので、ルータのパケットフィルタリングを利用することにします。
上記の1e100.netが使っているipアドレスを適当に調べ、WAN側へ出ていくパケットを破棄するように設定します。


やり方がわからんってひとはfirefoxをいれ、アドオンのGoogle Disconnectを入れましょう。
ルータ持ってないというひとは、さすがに買いましょう。
お勧めはNECatermです。玄人はYAMAHAの古い奴、楽して安定はBUFFALOがいいようです。やりおるひとはciscoらしいです。
ワイヤレスが必要ない場合でADSLやCATVの場合のおすすめは、NECaterm WBR75Hで中古で\1000程度です。
10年近く前の製品ですが、現在でも十分高速で安定しています。


googleの他には、akamai technologiesの"akamaitechnologies.com"なども同様です。
しかしこちらは、有名ニュースサイトで使う一部の画像などをおいていたりもするので、それらサイトでの表示がなされなくなったりもするので困りどころです。


MediaPLayerClassicとCoreAVCコーデックをインストールしてみた

YouTube上にある、一般的に再生される480x270ドットのMP4ムービーであるならば、いったんPC上にダウンロードして取り込んでしまえば、とくに問題なく再生できます。


インストールしたものは、
・動画プレイヤーのMediaPlayerClassic
・動画コーデックのCoreAVC 2.0*13
・音声コーデックとしてCoreAAC*14
で、PJ2-S3で再生できてます。


Linux上でのMPlayerや、WinXP上のffdshowで再生が追いつかなかったものが、フレームも飛ばず普通に再生されています。
やってみるもんだなぁ...。


なお、こればかりは古いPCのシステム構成によって、大幅に再生性能がかわるのでなんともいえません。
再生が可能であるかどうかの分かれ目は、VGAチップが独立してついているマシンかどうかではないでしょうか。
ノートPCに採用例の多い、チップセット統合型のi810やSiSのチップセットなどでは、メインメモリ帯域がグラフィックの表示でだいぶ喰われるので、CPUクロックやメモリ搭載量に余裕がある場合でも再生ができないと思ったほうがいいです。

もう古いものに固執せず、新しいノートPCを買ってしまう

頑張らなくてもいいんだよ。自然体のキミでいいんだ…。


最初の一行はともかく、毎年三月は決算期でセールがあたりまえです!!
10年くらい昔は、決算期でも家電店で品数限定でセールがいいところでしたが、昨今は通販業者も普通にセールやりやがります。
とくに昨年度は震災の影響による買い控えにより、業種を問わず業績低迷でしたから、凄まじい値引きで最後のテコイレが行われています。


普通にPCを使う場合は、せいぜいインターネットサービスと、各種、音声動画の再生ができれば大抵の用事はたります。
そして一昨年あたりから、ついにネットブックに毛が生えたくらいのクラスのものでも、フルHDのMP4がらくらく再生できるようになりました。
Youtubeやニコ動で必要になるFlashも、それらの安いPCでも快適につかえるように、GPUアクセラレーション機能が搭載されました。


思えばGeForceに初期のPureVideoが搭載されてMP4アクセラレーションで動画が再生できたとか止まったとか話題になってから5年、それがノートPCに降りてくるのを我慢我慢で待ってました。
当時から今までには、atomネットブックc2dのCULVノート、iPadっぽい形のミドリのロボのタブレットとか、数回買い物かごに入れるところまでは行くような商品が発売されましたが、画面が微妙に小さいとか1kg切ってないとか動画再生が重いとかAMDじゃないとかタッチパッドだけでスイッチがついてないとか、いろいろと理由をつけてなんとか我慢したものです。


買えばいいのに?
ちょっとでも欲しくないと感じたものは買いたくないです。
PCは捨てるのに一筆書いて金払わなくてはいけなくなりましたし、売るにしてもまるまる一晩をかけてHDDを消すか、抜いてハンマーでつぶす必要があります。むやみやたらに買わないほうがいいです。


そんなこんなで、ようやく欲しい条件をすべて満たしたものが4万円台で買えるくらいまできました。
一番安いクラスのネットブックより、ちょっと画面の大きいモバイルノートでまったく問題ありません。


買いましょう!!
買ってしまいましょう!!
ということでThinkPad X121eを注文いたしました。


でもなぁ。
PJ2好きなんだよなぁ。
次に欲しいにはMURAMASA MM2なんだよなぁ。
マザーボードのみ現行品のチップで作り替えて売ってくれないかなぁ。

*1:単位が間違っていてほしい..

*2:軽量ディストリのPuppyLinuxなどもツールキットは一つで構成しているはず

*3:"WinXP いらない サービス"で検索

*4:最小、最大を両方512MBに設定する

*5:画像や動画を扱わないので実はそんなでもない

*6:直訳すると"IE6を殺そうキャンペーン"などというものまである

*7:beepでのブザーでもいいのに

*8:体感的なものかもしれない

*9:ゲームはホストマシンの性能上、満足に動きませんが

*10:USBメモリをノートPCにつけたまま移動させた時にぶつけると、高確率でコネクタの付け根が曲がるんだよなぁ

*11:スキャンディスクで回復します

*12:CATV6Mbpsの回線限界速度

*13:古いPCでは2.0でなければいけません。それ以上はバグります

*14:rarewareにあります