[Linux]爆速にもほどがあるlinux版GoogleChrome

linuxGoogleChromeのbetaがあるらしいので、debian(lenny)をインストールしてあるPC-PJ2-S3にインストールしてみました。
前回からの間にジャンクのX4を入手し、それに搭載されていた増設メモリをつけ、64MB->128MBに拡張してあります。


結果はというと爆速です。
メモリリーク問題を解決し、メモリ搭載量の少ないマシンでも相当速くなったFirefox3よりも、さらに速いです。


サーバ側の処理がありえないほど重いhatenaサービスの為かと思っていましたが、アクセスしてから表示されるまでが、AthlonXP/1.67GhzのWinXP上のFirefox3と同等の体感速度と意味がわかりません。
JavaScriptの処理も速く、ページが表示されてからアクセスアイコンが停止するまで、つまり表示が完了するまでの時間がべらぼうに速くなってます。
メモリが少ない為タブはたくさんひらくことができませんが、はてダのようなlifehack系の文字メインのブログであれば10タブくらいはいけます。
全体的にいちいちキビキビしていますが、文章を表示するときFirefoxなら右上から右下に文字を順に描いているのが見えますが、Chromeは一瞬です。
おなじlibfreetype6を使ってアンチエイリアス文字を描いているはずなのに、この差はどっからくるんでしょうか。


ただデフォルトでは、プロクシを利用せず、なおかつブラウザのキャッシュを利用する設定になっているため、ページを開く度に6GBの古いHDをガリガリいわせます。
環境変数http_proxyにプロバイダのプロクシを設定し、ブラウザキャッシュを保存しないように設定すればこのガリガリもなくなるでしょう。
外部に現行のNAS(landisk等)かあるなら、それらのディレクトリをマウントしてそちらにキャッシュするようにしてもよいでしょう。


平成になってkatomaiベースの、mobiel Celeron 333MhzのPJ2がまさがはてダ用メインになるとは予想しておりませんでした。
すくなくとも、はてダ、増田、2chツイッターはつかえますよ。

はやいはやいー。


注)PJ2はメモリとHDDさえなんとかなれば、Lunaスタイルやいらないサービスを停止したWinXPが普通に動くよくできたマシンです。
他のVGA統合型チップセットのマシンは厳しい場合があります。



3/21追記 以下は勝手な妄想です。


なぜこんな古いマシンで現行のwebサービスが普通に使えるブラウザが、デュアルコアで仮想4コアのAtom搭載基板が8000円で買える時代に登場するんだろう...と思いました。
日本その他旧先進国で使われた古いマシンは、学者さんやニュースアナウンサーがなにかにつけては途上国っつって小馬鹿にしてる、昔の日本みたいな急激な発展を遂げてる国に持ち込まれます。
それらのマシンではWin7はもちろんWinXPもうごくかどうか厳しい。
どうしても使いたい場合は、軽いLinuxディストリを入れて使うか、そもそもコンソールモードから必要なアプリだけ組み込んで使います。
最近のコンピュータではブラウザを立ち上げて利用している時間が、PCを使う時間のほとんどを占めてるわけで、つまりそこで使われるブラウザを作ってしまえば、猛烈な勢いで発展している景気の良い国でブラウザシェアを獲得できる。
人間慣れてしまったソフトはそう簡単には捨てることができません。
IE/Firefoxが満足に動かないからChromeを使う。
その後速いマシンを入手してもやっぱり慣れたChrome使う。
それらを使って成長したIT技術者は、社会人となりプロになったとしてもそれらを選択するでしょう。
また米国のバグ満載のソフトウェア売りまくるMSに金を払いたくないと感じる国も多いでしょう。
Linux+Chrome新たな国のデファクトスタンダードを狙っている?のでしょうか??