Justy JSP-3Nの改良(2)


先日小改良したスピーカですが、全体的に音が変わったことに気をよくし、調子にのって全コンデンサを交換してみました。


花粉症と風邪で五分置きに鼻かんでいたので夢中になってやっていたので、写真を取ったのがネジ止め直前です。

出力カップリングコンデンサと、ICのバイアス回路につながるものは、ニチコンの標準品。VX(M)ってあります。長期保存品です。それ以外は、松下の小型標準品。新品です。ICのパスコン、というか電源ラインのパスコンは、積セラからオーディオ用OSコンのSPシリーズに変更してあります。ケミコンはすべて日本製になりました。内需拡大ってことで。


容量は一切変更していないのに、全体的に一回り大きくなった感じはなんなのでしょうか。前使われていた台湾のコンデンサも、Su'sconとS.I.なんで特に不良コンデンサつくってるとこではないし、サイトで調べたら標準品のもので、特に小型標準品ではなかったのですが....。
はずしたコンデンサは15Vをかけっば50時間で再利用します。


他に、三端子レギュレータを使った外部電源はやめました。使いづらいので元通りのトランス内蔵の全波整流電源となってます。後で弟に譲るので、めんどくさいものは避けました。


現在エージング4時間くらいですが、「特にになんの問題もない音」です。5/6万かけたカーステよりいい音_no


もう少し詳しく書くと、
以前の改造->音がそれぞれハッキリと聞こえるようになった。しかしそれぞれの音がまとまらない。てんで好き勝手に演奏している楽団みたいな音で聴き疲れがする。ドンシャリ感がある。
今回の改造->上のまとまらない感じがなくなって、不満がない。ただ今現在でサ行が強すぎる感じ。小音量では特に。


OSコンアレルギーってやつなのかな。
小径スピーカ密閉型小型エンクロージャの限界なのかも。


実はオーディオ用の東信UTSJも注文していたのですが、つけなくてもいいような気がしてきました。
一週間はこのままです。


##追記
電源を元に戻したことにより、以前同様無信号時の「ブーン」というノイズが出るようになりました。
普段聞く音量(時計九時方向)で、スピーカに耳を近づけるとブーンとノイズとサーというホワイトノイズが聞こえます。
電源の平滑コンデンサが1000uFと小さく、また12V出力のトランスなのに16V耐圧のコンデンサを使っていることが原因だと思います。部品を発注する前は、25Vや3300uFなど大型化を考えていたのですが、アンプ基板をさかさまにスピーカにセットするやり方なのでどうしても高背になる部品が使えないのです。
少なくともこのスピーカには、三端子レギュレータを使い平滑した電源の方が、ノイズ的には圧倒的に有利なようです。


##追記2
更に、CDを4時間ほど聞き、そのあと、波の音 リラクゼーション音楽 癒し系音楽と一緒にどうぞ インターネットラジオ RAKIRAKI Beach Radio 京都のホームページ作成会社ティーステップが運営の波の音を、音量半分(ボリューム12時方向)で4時間ほどかけっぱなしにしてみました。八畳間では既に大迷惑のレベルでやたら五月蝿いのでダンボールかぶせてました。
いままでろくに響かないし広がりもしなくてまともに聴こえなかった、エレピのローズっぽい音や、ワウのエフェクトがかかったギター、音量低めのスクラッチ音が、ぽるー、もよんもよん、キュキュキュと聴こえるようになりました。


面白すぎです。


ちなみにテストに使っているCDはEW&Fの迷盤"Heritage"です。


###追記3
東京土産を持参した弟に、エージングトータル15時間くらいの状態で視聴させてみたところ、「ああ、これでいいよ。」とのこと。お持ち帰りとなりました。
コンデンサ交換前は、渋い顔して「いいスピーカー高いからなー。」を連発していた彼もokサイン出すくらいは良くなったようです。
ということで、交換予定だったカップリング用オーディオコンデンサ"東信UTSJ470uF/16V"は、製作予定のLM380アンプに転用です。LM380アンプでも小径密閉型スピーカ(X68CRTモニタ付属8Ω8cm)を利用するので低音は切り捨てます。

あまりドコドコ音だしてると、同居の両親が嫌がりますし。