地球ドラマチック 「名探偵シャーロックは今も生きている!?」

前もみたけど、ついついなんかまたみちゃうんだよね。


アーサー・コナン・ドイルの名著シャーロック・ホームズが、この世に生まれてから世界にどんな影響を与えてきたかを、さまざまな職業についている人間にインタビューしたり過去の映像を紐解いたりする特集です。


番組の根幹を成しているトピックは、科学捜査の概念が登場したのはホームズからだということ。
それ以前は、刑事や探偵ものの作品はもとより、現実の警察の捜査ですら科学捜査などという物証を元にして犯人にたどり着くようなことはなかったそうな。
創作畑では『33分探偵』のように思い込みの断定を運やご都合主義が助ける形で話が進み、現実の捜査では警察官の勘や容疑者の評判で有罪無罪が決まるとか……、までははっきりいってないもののそう思わせるようなVTRのつくりです。


もうひとつの特筆すべき点は、バディ物の作品の走りだということ。
男二人の凸凹コンビによる活躍を雛形とした作品が大量に生産されるようになったのは、ホームズとワトソンのコンビが成功したからでもあるそうな。
精密機械のような冷血さをもつ希代の天才Aと、人情味あふれるごくごく普通の一般人Bの組み合わせ。



シャーロック・ホームズの上記の大きな二つの特徴がお手本になり、今日の映画にテレビドラマ、アニメに小説、漫画のさまざまな作品が世にでることになってるそうな。

ほかにコナンドイル本人の肉声も聞けた

副音声は英語のまんまですから。
いい感じの爺さんの声だった。


次に見たいシャーロック・ホームズの形は??

やっぱゲイカップルの同棲モノだろーな。


ハリウッド映画や、日本のバラエティ、アニメの中に登場するゲイのステレオタイプな形といえば、とにもかくにも言動が一般的な日常生活で使うものから逸脱している、特定のスタイルの芸能人って感じのものであります。
わたしらテレビしか見てない人は、芸能界やショービジネス以外のところ、ごく普通の生活を営んでるカミングアウトしてないゲイの日常なんてものは、見たことも聞いたこともないのです。
ゲイやニューハーフやオカマさんを取り上げたコンテンツといえば、一般人のそれとは違う性的にマイナーなところにスポットをあてたドキュメンタリーか、見た目が極端に違うところを面白おかしく撮りおろしたテレビ的なびっくり映像みたいなものだけであります。
しかしながら上記のような人たちは、ゲイの人たちの中でも数パーセントくらいのさらにマイナーな方々で、そのほかの大多数は上記のように派手だったりするわけでもなくごく普通に暮らしているそうな。


ですんで、一般的な組織の歯車だが安定している職業に就くことを半ばあきらめ、ベイカーストリート221bで細々と探偵業を営む、見た目はごく普通の人そのもので知能が高く用心深いエリートのゲイカップルみたいな設定で、犯罪捜査の最中にゲイのひとならあんなことをこんなふうに考えるっていうのを見れたら、まちがいなく初めてみる内容のものになるわけで面白いかもしれない。

つかなんで俺はこんなことを書いちゃってるんだ……

先日みたサムライ・フラメンコの最終回がいまだに尾を引いてるな〜。