最近ハリウッドのB級映画を見ていて感じたこと
テレビ番組の録画が簡単になり、巻き戻しでキュルキュルいわずわずか1秒でokの時代になったので、ハリウッドのB級な2時間を流さないで見るようになった。
最近は、テレビ局も番組制作費が少なくなってるそうで、季節の移り目には二時間映画をボンと置くことが非常に多いし、地デジ化で画面もめちゃくちゃ綺麗になったので無理してDVD借りる必要もなくなってありがたいことである。
で、みているうちにいろいろ気がついたことがあった。
ということで映画あるある。
- 味方側と敵側をはっきりさせ、できるだけわかりやすく二元対立させる。
- 起承転結がものすごく分かりやすい。
- 謎の要素を提示しそれを登場人物全員が追いかける。
- 最後に裏切る奴が出る場合は、たいてい直属のボス。
- 利害関係によって立場が一時的に逆転したりする。
- とある要素や自己の利益にこだわりすぎて自滅するやつがいる。
- とにかく家族や社会がまるく収まることを一本信念としてもってる奴が最終的に勝つか名誉の戦死をする
- とりあえずメカや動物その他弄ったりヲチってれば幸せっていう奴が登場する。
- 最後に会話を終わらせた奴が以後の展開の舵を取る。
- 序盤のシーンで飯を喰う。
- 二人きりになるととにかくキスをする。
- 夫婦の場合、白人旦那が『コーヒーを入れようか?』と朝食作りたがる。
- 黒人旦那の場合、嫁がきちんと朝食つくって朝キスで起こしてくれる。
- 嫁は切れてひっぱたいても許される。
- エリート成功者に限って超変な趣味や爬虫類昆虫系のペットを持つ。
- 押し黙って帰ってくるくせに、声をかけるとめちゃくちゃに切れる。
- 車に乗ると一人でも饒舌になる。
- いまだにロシアや北朝鮮が悪者。イスラム圏は基本的に登場させない。
- いまだに車をぶつけたりヘリを落とてみる。
- いまだにバイクは使い捨て。
- いまだに車が止まるとボンネット開けてみる。
- いまだに車のエンジンにカバーがかかってない。
- 酒は飲まないが酒瓶やグラスは割る。
- 女性が主役でも男性同様のアクションパフォーマンスを要求する。
- ロボットは基本人型で走るジャンプ殴るが基本。日本のアニメのようにバックパック・ブースターで飛んだりエネルギーまとった剣を使うことはほとんどない。
- ハイティーンの美少女がめったに出ない。かわいい子供か美女のどちらか。女子高生が主役級なのは日本のアニメやドラマだけ。
- 黒人が主役だったり、黒人が白人より偉いポストについていたり、黒人が正義の味方だったり、黒人が頭の回転の速い主役より目立つにぎやかしぎやかしのタクシー運転手だったりする。
- いきなり死ぬのは白人の警官や白人の軍人や白人のSAT。
- できるだけホワイトハウスを出す。
- こまったら核。
- こまったら潜水艦。
- こまったらテロリスト。
- こまったらGeekが個人で組んだすごいシステムで助けてくれる。
なんか飽きてきた。
実写でやってるから、高額な制作費でつくってるから、ハリウッド映画だからと、特別にアニメやドラマより面白いかというとそうでもない。
どのみち視聴者がボゲっとテレビみてる構図には代わりがなく、製作者側にリプライのしようがない点で楽しみのレベルも知れたもんだ。
萌えアニメやロボットアニメと同じで、定型というか雛形というかルールを覚えてしまえば、気楽に楽しめるようになるかもしれない。
あとから読み直してみたら
こういうのがよくあるというより、製作上の縛りとしてなんか存在してるみたいだな。
アニメ、最近だとホライゾンとかまど☆マギとか、こういう縛りと無縁というか真逆だよね。
まるっきりそんなの関係ねぇって感じ。
そりゃアニメばっかみる奴増えるわ。