ロストプラネット・エクストリームコンディション

カプコンのMTフレームワークを利用した二作目のゲームです。
いわゆるTPSの画面でスタイルで打ちまくりのヤツ。
FPSにするにはオプション画面で切り替えます。


MTフレームワークとはいゆわる3Dゲームエンジンって奴です。
X-BOX360/PS3/PC全てで同時に開発が行えるのは最近では普通みたいですが、更におのおののハードウェアの特徴/クセに特化して最適化を行える余地も残してあるゲームエンジンで、なんと国産です。
3Dゲームソフトウェアの世界で、国産っていうと米国産がほとんどなのに、これは日本国産みたいです。
うーはー。
いるところにはいるんだなぁ。
最先端のギリギリのところで働いてる人。


ゲーム内容はというと....うーむ。
面白いっちゃ面白いんだけど、自作PC全盛期に遊んだUnrealやUTとどう違うんだといわれて説明ができない。
その程度と同じような面白さは確保されています。


画面の映像はめちゃくちゃ綺麗です。
雪原の表現とかどこがポリゴンなのかわかりません。
週末に時々放送されている、全く興味がないアメリカB級エイリアン系の映画そのものです。
とても5年も前のゲームとは思えないクオリティ。
主人公にイ・ビョンホンさんを起用しているて、なぜかタイトル画面下部に彼の名前だけクレジットされてるところなんかはちょっと理解できないが、最近のジャニーズ系の女の子みたいな丸っこい輪郭でふっくらしたほっぺたの男子よりは、彫りが深くて目つきが鋭く唇が薄い男の方が確かにイケメンでセクシーであり、撃ちまくりゲームの主役としては安心できるキャラクターであります。


こっから愚痴。
批判ではなくて愚痴。


僕らの世代は、昔の本当にピコピコとしかならないゲームから段々と普通の音楽が流れるように変遷する中で、基本的に同じようなキッツい判定の2Dアクションゲームで遊んだ世代であります。
弾といえば1ドットか2ドットの幅で、それが敵キャラの色がついているところにバッチリ重なってようやく破裂するわかり易い世界です。


このゲームも最近のそれとまったく同じで、敵キャラから若干ずれていてもあたってるらしく、あっさり倒せます。
逆にこちらもクリーンヒットでなくとも当たっていて体力削られます。


また主人公もなっかなか死にません。
昔のアクションゲームは1発〜4発くらい当たると死ぬのが普通ですが、最近のFPSは20発くらい喰らってようやくゲームオーバーです。
これが本当に生き馬の目を抜くような緊張感で支配されたストライダー飛龍を作っていたメーカーのゲームでしょうか?
勝ち負けの元になる当たり判定が曖昧で、いまいち勝ちの感動が薄いのです。
『おしゃ勝ったァァ!!』というよりは『あー終わった終わった...。』、というような気だるい感じで次に進む。
なんだろう。
工場の仕事してるみたいだな。


たぶんこれはロスプラに限らず3D FPSゲーム全般にある問題...というか日本と西洋のゲームの常識の違いなんだと思います。
どっちが良いとか悪いとかではなく、そういうもんなんだろうと。
そしてそれが合わないというだけなんだろろうと。


中古で\380。一緒に買ったロスプラ・コロニーズは\480。
手抜きはなくしっかり作ってあるのは間違いなく、このクオリティが中古とはいえ1コインで買えるのは超お買い得としかいいようがないので、箱○もってる人は壊れる前にプレイしておこう。


本当はバトルフィールド3を買おうと思ったけど、スクリーンショットをみたらば米国のイスラム教圏国への無差別進行にしか見えなくてとんでもなく気分が悪くなったのと、現在爆発的に売れてるゲームは三年経てば中古で\500になるのが普通なんで後回しにして、その代わりに買ったやつだったりする。
別段慌てる必要はない。
安く楽しく。